2024/09/16(月) 19:45 0 4
2024年9月16日 宇都宮競輪場
大阪・関西万博協賛
「第40回共同通信社杯」G2(最終日)
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9月13日より残暑厳しい宇都宮の地で開催された「第40回共同通信社杯競輪G2」が最終日を迎えた。
激戦のシリーズは、長走路の特徴でもある高速域でスピードを保ちつつ、展開の流れを掴んだ者たちが500バンクを攻略。中でもホームバンクの眞杉匠は捲りやカマシなどレースコントロールをしながらの好走を見せた。自力に番手戦と、ラインで確定板を目指した昨年覇者の深谷知広や郡司浩平も任された位置で躍動。また、ゴール前の粘りを欠くもののレース巧者ぶりを発揮した古性優作は、オール2着で決勝進出を果たした。
4分戦で混戦も予想された決勝は、最終HSで8番手だった眞杉が、うまくポジションを上げ、ゴール前で古性優作をとらえて優勝のゴール。眞杉は今年7月のサマーナイトフェスティバルに続き2回目のG2制覇をホームバンクで成し遂げ、詰めかけた観衆の大声援を一身に受けた。
【共同通信社杯競輪G2(最終日)11R=S級決勝】
1/眞杉匠(SS・栃木113期)
2/古性優作(SS・大阪100期)
3/郡司浩平(S1・神奈川99期)
4/山崎賢人(S1・長崎111期)
5/南修二(S1・大阪88期)
6/恩田淳平(S1・群馬100期)
7/荒井崇博(S1・長崎82期)
8/北津留翼(S1・福岡90期)
9/深谷知広(SS・静岡96期)
【レース展開】
誘導以下、1眞杉-6恩田、2古性-5南、3郡司-9深谷、4山崎-8北津留-7荒井で周回。まず山崎が上昇していくと、古性も合わせて上昇。打鐘で古性が眞杉をかわし、さらに山崎がおさえると、古性は九州の3番手を狙う。打鐘後に郡司がスパートすると、最終HS過ぎに山崎を叩き、深谷も続いて南関両者が先手を奪う。最終2コーナーで山崎が不発と見た北津留が自力に転じて捲り発進し、北津留は郡司を最終3コーナーで捕えて先頭に立つ。最終BSで眞杉は内に切れ込んで古性の後位まで上昇。北津留を追った古性が直線でとらえて優勝かに、その外から眞杉がゴール前で鋭く差し切り優勝。2着に古性、眞杉マークの恩田が外伸びて3着に入った。
【共同通信社杯G2(最終日)11R=S級決勝・結果】
2車単1-2 1,250円(4番人気)
3連単1-2-6 7,050円(14番人気)
決まり手:差し-差し
優勝/眞杉匠(SS・栃木113期)
今回成績/一2・二4・準1・決1
次走出場予定/青森G3(9月26日〜29日)
直前の練習では、どうなるだろうというくらい調子が悪かったです。深谷(知広)さんと寺崎(浩平)さんが(練習に)来ていたのですが、モガキでも千切れてしまっていました。でも、何とか修正できた感じでした。
(初手は)前中団が狙いだったのですが、(スタートで)誰も出なかったので、前受けからの組み立てになりました。(打鐘で中団を古性優作と)取り合っても仕方ないので、後方に下げたら後手を踏んでしまいました。最終HSでは、やばい感じで、正直、前がどうなっているのか分からなかったのです。(最終1センター付近では)あそこで行かないと間に合わないと思ったので仕掛けましたが、最終BSでは外のコースを行ったら無理だと思い、(南修二の)内にいき、行けるところまでの感じでした。本当に運が良かったです。(古性優作が)だいぶいいかかりだったのですが、抜けると信じて踏み込んでいきました。
今年はレースが始まる前からケガをして、だいぶ出遅れました。記念の準決勝でも負けまくっていましたが、何とかここで立て直せたかなと思います。でも、まだ自分のスタイル、らしい走りができていないので、ここからしっかり戻していきたいです。
これでKEIRINグランプリ2024出場権獲得に近づいたと思うので、強気に攻めていきたい。また、G1を優勝してグランプリの切符を獲得したいので、集中していきたいと思います。
◆眞杉匠の過去のビッグレース優勝
2024年7月サマーナイトフェスティバルG2(松戸)
2023年11月競輪祭G1(小倉)
2023年8月オールスター競輪G1(西武園)
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\共同通信社杯G2(最終日)注目選手ピックアップ/
【最終日3R=S級選抜】
「最終日、走りで期待に応える」
1着/佐々木豪(S1・愛媛109期)
根田(空史)さんに駆けられるのが嫌だったので、そうならないように組み立てました。(最終BSは)前に強い志田(龍星)君がいたし、根田さんとかぶるよりはと思い先に仕掛けました。初日、犬伏(湧也)君のおかげで1着が取れたのですが、2日目はレースの読みは当たっていたのですが、予想外のアクシデントで。古性(優作)さんを抜けるかなと思ったくらいでしたが、そこで、流れを掴みきれませんでした。今日、このメンバーで1番人気のラインに推していただいていたので、期待に応えるのがベスト。いい走りができて良かったです。
【最終日5R=S級選抜】
「決意を新たに臨む」
2着/森田優弥(S1・埼玉113期)
初手は想定と違い、どう組み立てるか迷ったのですが、ライン3人で決められるようにレースしました。昨日、平原(康多)さんが失格になったことで火がついたというか、埼玉皆で、また頑張ろうと話をしました。それが良かったし、皆で戦えたと思います。レベルアップするために試したことが、噛み合わなかったので、フレームやシューズなど元に戻し、今日は噛み合って良かったです。引き続き頑張ります。
(P-Navi編集部)