2024/07/31(水) 17:45 0 3
3月の岐阜と松山FIで連続優勝を果たし、今年はなにやら違うという姿を見せてくれた渡辺十夢。ただ、前節の地元記念は一次予選が5着。なんとか二次予選に進んだが、二次予選8着で準決勝を前に勝ち上がりを逃してしまった。3日目は2着、最終日は1着で意地を示したが「(自分の中で)走ってないことになってます」と苦笑いした。
「一番得意な季節は秋で、もともと夏場は成績が良くない。周りのスピードが上がる分、自分は…。練習量も落ちてしまってなかなか状態が上げられない時期ですね。かといって、3月はなにが良かったのかわからないんですよ」
次走はGI平塚オールスター。3年前のダービー以来となるGI出走だ。
「GI、久しぶりですね。でもそこへ向けてというよりは、50歳になってもS級で頑張っていたいという思いで日々やっていますよ」
初日特選は中部、近畿が渡辺一人。新田祐大ー神山拓弥の東日本ライン、松本貴治ー山形一気の四国ライン、山田庸平ー松岡貴久の九州ライン。渡辺が位置を決めれば3車になるだけに動向が注目されたが、ファイナルアンサーは「位置決めず」だった。
「正確に言うと決められない、ですね。お世話になった選手が散らばっていて、どこの3番手も魅力なんだけど、選ばなかったラインから恨まれてしまいそうで(苦笑)。勘や雰囲気でうまく走りたい。前の方にいられるようにします」
渡辺の1車がレースの鍵を握るかもしれない。ベテランの嗅覚に注目してレースを見るのも面白いかもしれない。(netkeirin特派員)