2024/05/12(日) 09:15 0 1
初日は予選のメイン(8R)を任されて一番人気だ。1番車だったのだがスタートを取れず、結果的に吉松賢二が前受け。しっかり押さえたまでは良かったが、吉松賢二は車を下げずイン粘り。番手で大先輩の中澤央治を気遣う逃げを打ったのだが、中澤は競り負けてしまった。楽に押し切って人気には応えたが、少し後味が悪かったのではないだろうか。
そのことを聞いてみると「自分はスタートが苦手なんです。中澤さんが『俺が取りにいくよ』と言われたんですが…。外(中澤央治)が競り勝てるように考えて踏んだんですけど、自分だけになってしまった。こういうレースは何度も経験しているのに…」と悔しさが表情に表れていた。
「デビューしてからずっと先行でやっています。こういうのは若いうちにしかできないですし、これからも積極的なレースをしていくつもり。ただ、自分は捲りが苦手なので、後手を踏んでしまうときびしくなるんですよ。だから大敗も多いし、それで点数が上がらない。そのことで何度も心がポキッと折れたりするんですが(苦笑)。次は準決勝ですけど、自分の走りをするだけ。頑張ります」と締め括ってくれた。(アオケイ・忍足記者)