2024/02/09(金) 16:45 0 3
高田誠はS級トップで走っていた往年の名選手のひとり。逃げよりスプリンターだから捲りに威力があった。競走得点もマックス115点あり、記念の特選クラスの選手だった。
「記念の優勝はなく、準優勝が2回ある。何れも、池尻浩一さんに差された。丁度、池尻さんがグランプリに乗った年ぐらいだと思う。ダッシュはあるけど4角から失速するので、後ろの選手は車を外すだけで差せると言っていた(笑)。だからFIの優勝も片手ぐらい。特別競輪の決勝もなく、小倉の新人王だけ。常に記念の特選に乗っていたけど、落車による大怪我で2年間休んだ。S1からA1まで落ちて、もう2回、S級には戻ったけど、全盛時の走りはできなかった」
今回は、快適なホテル暮らしだが「大部屋に慣れているから、逆にテレビとか見てダラダラしてしまう。今の若い子は個室の方が良いだろうけど、ずっとデビューしてから、そんな感じだったので」。
このレースでは新人に離れてしまい「元々ダッシュはあるけど、人の後ろだと違う。みんな、じわじわ加速して行くから、1回スピードに乗った方が得意の自分とは合わない。吉岡稔真君とかは、軽いギヤで、グーンと加速して行くから凄かったね」。(町田洋一)