前走の広島では1着6着1着で2勝を挙げ、健在振りをアピール。初日は目標の市橋司優人が別線に斬り込むレース。最終バックから3コーナーにかけて前団が団子状態となり、自らまくって勝利を挙げる。準決は先行するも佐々木豪にまくられ、２センターで振ったところを番手の合志正臣に掬われて大敗したが、最終日は3番手を取り切り、逃げた吉武信太朗をまくって白星で締め括った。

「やる事はやれていたし、決勝に乗れなかったのは仕方ない」と振り返る。並びは一戸康宏-山下渡、小原佑太-小野大介-中村敏之輔、橋本瑠偉-吉本卓仁-中園和剛となって3対3対3の3分スタイル。

「俺は自力でやっても、追い込みに回っても全然大丈夫。橋本君が頑張るっていうなら任せますよ。もう色々とやってきたし、先輩達を嫌というほど引っ張ってきたんだから、そろそろ俺も楽をさせてもらってもいいんじゃないですかね。自力に拘っている訳じゃないし、番手だって喜んで回る。あとは自分のやれる事をしっかりやりますよ」。(アオケイ・忍足記者)