2023/09/30(土) 17:15 0 9
カネケンの愛称でおなじみの金田健一郎も、気付けば56歳の大ベテラン。初日に行われた予選競走は3着とはいえ巧みなコース取りを見せていたし、脚も技術もまだまだ健在。ここでは金田に昔の思い出話や今後の選手生活について聞いてみた。
「タイトルには手が届かなかったけど、GIの決勝には何度か乗っているし、決勝3着というのも一度ある。自分が強くなった頃は中野浩一さんや滝澤正光さんの全盛期で、近畿は松本整さんが引っ張っていた。そのあとに山本真矢君が出てきて、村上義弘君や中村ミッチー(美千隆)が出てきてという流れだけど、当時の近畿は自力選手よりこてこてのマーカーの方が圧倒的に多かったね」
今の近畿は脇本雄太と古性優作がツートップだが、「脇本はポーンとS級に上がって最初の頃に何度か連係したけど、その時からめちゃくちゃ強くて、いつもみんなに狙われていた。古性ともありますよ。懐かしいなぁ。ただ僕が連係した近畿のトップ選手はそこらへんまでで、百何期との若手はあまり分かりません(苦笑)」。
今後の競輪人生については、「いま56歳で、今年57の歳だから、何とかあと3年、60歳まではと思っています。1つでもタイトルを獲っていたら、どこかのタイミングでスパーンとやめていたかもしれないけど、そこまでの選手ではなかったし、限界を迎えるまでは走り続けるつもり。若い子がどんどん出てきて点数を維持するだけでも大変だけど、少しでも長く選手をやっていられるように頑張ります!」。(アオケイ・長谷川記者)