2023/05/21(日) 17:30 0 2
現状のデータでは自力型としては物足りないバック数、先行よりも捲りの決まり手が多い牛田樹希斗だが、今節は様子が違う。
積極先行型の尾崎悠生を相手に赤板から勢いよく飛び出すと、巻き返しを許さなかった。直線粘れず4着も、ひと味違うところを見せた。負けても悲観していない。
「点数を気にせず先行しようと。ちょっと前まではS級点を狙ってせこいレースをしていた。チャレンジの時は楽しかったんですけどね。中途半端になって最近ではモチベーションが上がらなくなって。新聞にもムラと書かれることもあった。魅せるレースがしたいし、わくわくさせるような選手になりたい」
直前は深谷知広を頼って静岡で練習していたらしい。それも意識を変えるきっかけになったようだ。日本拳法日本一の実績もある。
「日本一になるのは難しかったし、それを経験できた自分は上にいくルートを持っていると思う。長い目で見て最終的にたどり着ければ」
時間が経てば、金田涼馬のような徹底先行型のデータになっているかも知れないし、車券を買う側としては、後ろの選手を狙ってみるのもありだろう。(アオケイ・市川記者)