2023/04/29(土) 19:30 0 5
久留米競輪場の「第5回大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」は29日、3日目を開催。3R1着の金子真也に話を聞いた。
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3Rは2000年にGIを制した金子真也と岡部芳幸が同乗。前受けの岡崎景介が猪狩祐樹を突っ張ると、宮下一歩が豪快にカマして主導権。3番手以降は大きく車間が空き、宮下に乗った金子が悠々と差して関東ワンツー。金子は昨年10月の西武園FI以来、久しぶりの白星を挙げた。
その直後の開催(平塚最終日)で落車して4場所を欠場するなど、その後も苦しい流れが続いていたが、久々の1着がなによりの良薬になるだろう。
「一歩のおかげ。駆けちゃえば強いからね。特に今日は雨、風があって重馬場なのも彼にとっては良かったんじゃないかな。全然タレなかった。こうやって展開が向いてくれればね。なんとかモノに出来て良かった」
昨年7月に50歳になった。昨年は2度の落車で苦しんだ。
「ケガはあまり言い訳にしたくないんだけどね。最後の手段で(苦笑)。去年は5月の宇都宮記念で落車して骨盤を骨折した。あれはキツかった。1か月くらい起き上がれなかったし、レースを4か月くらい休んだ。10月の平塚では鎖骨を折ったけど、骨盤に比べればね。鎖骨か〜くらいの感じだった。42歳で初めて骨を折ったんだけど、やっぱり年を取ったら骨も弱くなるのかな」
それでもS級で奮闘を続ける。スピード全盛の時代で驚くべきことだろう。
「練習は(小林)泰正や佐々木(悠葵)たちとやっていて、以前よりも強いくらい。レースとのギャップをどうやって埋めていこうかって感じ。練習や調整を変えたりしながらやっています。今期もなんとかS級点を確保したい。しがみつきたいね」
最終日は宮下の3番手回りから一つでもいい着を狙う。(netkeirin特派員)