2022/11/15(火) 19:45 0 2
近藤寛央は「3週間空いたのでしっかり練習して仕上げてきた」と自信満々で地元戦に乗り込んできた。ところが初日は舘真成のまくりに口が空き、よもやの予選敗退。初日のレース後はガックリと肩を落として「もうダメです」と意気消沈していたが、2日目のメンバーが発表される頃には気を取り直し、「自分で自力自在にやります!」と即答していた。
そして迎えた2日目は迷わず前受けを選択。一旦6番手まで下げると、打鍾過ぎにカマシを敢行し1周半風を切った。結果は後ろの松田優一が1着。自身も3着に踏ん張って不甲斐なかった初日の分を取り返した。
「(カマシは)考えていました。ただ、昔みたいにガツンと踏み上がらなかったし狸先行だったのに最後はタレてしまった(苦笑)。現状(の脚力)はこんなもんですよね…」と悔しそうだったが、「それでも気持ちだけは強く持って走ったので。改めて先行選手のすごさを感じられたのは良かったのかな」と果敢に仕掛けたことで得られるものもあった。
S級でも度々高配当を演出していた突っ込み屋だけに、キッカケさえつかめばまた上位で戦う日もくるはず。この先行で流れが変わる可能性は十分だ。(netkeirin特派員)