2022/11/14(月) 22:15 0 2
レースは3分戦。他の2つのラインの好位争いを尻目にまんまとペース駆けに持ち込み圧勝した。
「あそこまで誘導を使えたのは初めてでした。駒井(大輔)さんが切ると思って待っていたら、中団の内だったので『そこかい!』って。あの展開になったらラインで決められると思い、焦る事なく駆けられました」と展開や流れがすべて噛み合った。
番手の別所英幸は7月和歌山準決で中川と連係した際には抜いて1着を取っていたが、この日の中川の動きには脱帽するしかなかった。
「ホームから、さあ1周駆けと思ったら駆けないんですよ(笑)。最後は迫ったけど思い切り踏み直されたしあれはムリ。前回よりパワーアップしていた。3・77ギアで自分から踏み上げるようなああいうレースができるんだから強い」と話し、中川の自転車に刻印されていた師匠・吉岡稔真氏の名前を指さし「まるで吉岡さんが乗り移ったみたい。一緒に走ったことないけど」と笑った。
ともあれ、初日から地元で見せ場を作った両者。準決以降も楽しみだ。(netkeirin特派員)