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筋トレマニア加藤慎平の筋肉で語る競輪

【筋肉診断】和歌山グランプリに出場する中西大選手を解説!

2022/01/08 (土) 14:00 4

加藤慎平の「筋肉診断」。今回は和歌山競輪「和歌山グランプリ(GIII)」に出場する中西大選手を解説する。

⚫︎中西大

撮影:島尻譲

撮影:島尻譲

 公式データでは身長177cm、体重は98kgとあるが、ほぼ間違いなく現在はもっと絞れている。体脂肪率もかなり低いはずだ。シェイプされたウエストから広がる巨大な広背筋(背中)は、まるでパンでもこねられそうなほどデカい。高く隆起した僧帽筋(背中上部から首回りにかけての筋肉)は、鞄を肩にかけたらズリ落ちてしまうほど鍛えられている。

 それもそのはず、中西選手は大学生時、円盤投げの選手だった。全日本選手権にも出場経験があるほどだ。どうりで肩周りから背中に掛けての筋肉の発達が目立つ。

 しかし身体のバランスは悪くない。競輪選手でありがちな大腿四頭筋(太腿)周りだけが発達しているわけでなく、体重は重いが高速回転にも対応出来そうな、しなやかな身体付きをしている。

 ただ、自転車とのフィット感があまり感じられない所は、バルク派レーサーの辛いところか。脚の長さが身長に比べて短めなところや、鎖骨が異常に長いところが、乗車時のハンドル周りの収まりが若干悪く見える印象も受ける。

 ところで、中西選手とトレードマークと言えば長くワイルドに伸びた顎髭だ。その風貌は、UFCを2階級制覇したコナー・マクレガーにも見えるし、「板垣死すとも自由は死せず」でおなじみ板垣退助にも見える。とにかく1度見たら絶対忘れないインパクトだ。

 印象深いのは見た目だけではない。どんなメンバー構成でも先行策を貫く「迷いないスタイル」は、コナー・マクレガーにも板垣退助にも通ずる。ポテンシャルを秘めているので、2022年は大ブレイクしてもおかしくない。まずは手始めに地元和歌山記念から勢いを付けたいところだ。

⚫︎本レースで注目すべき選手は…?

 古性優作選手、郡司浩平選手、松浦悠士選手の同級生SS対決が見物だ。現在の競輪界で『自力、自在』最高峰の3名が、年始から生で見られる近畿競輪ファンは羨ましい限り。

 実力者は揃ったが、突出して力のある地域も見当たらず、比較的混戦が予想される。地元のベテラン東口善朋にとっては、古性優作選手、寺崎浩平選手、中西大選手と目標には事欠かないはずだ。

 個人的には長島大介選手、根田空史選手、島川将貴選手の自力に期待したい。

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加藤慎平

Kato Shimpei

岐阜県出身。競輪学校81期生。1998年8月に名古屋競輪場でデビュー。2000年競輪祭新人王(現ヤンググランプリ)を獲得した後、2005年に全日本選抜競輪(GI)を優勝。そして同年のKEIRINグランプリ05を制覇し競輪界の頂点に立つ。そしてその年の最高殊勲選手賞(MVP)、年間賞金王、さらには月間獲得賞金最高記録(1億3000万円)を樹立。この記録は未だ抜かれておらず塗り替える事が困難な記録として燦々と輝いている。2018年、現役20年の節目で競輪選手を引退し、現在は様々な媒体で解説者・コメンテーター・コラムニストとして活躍中。自他ともに認める筋トレマニアであり、所有するトレーニング施設では競輪選手をはじめとするアスリートのパーソナルトレーニングを務める。

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