2021/11/19 (金) 18:00 7
netkeirinをご覧の皆さんこんにちは、金子貴志です。前回はGI「寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」の戦いや神山雄一郎さんについて書きましたが、今回は弥彦競輪の宿舎での過ごし方などを書いていきたいと思います。
競輪場の宿舎というのは競輪場内にあるところと、競輪場から離れていてバスで移動するところがあります。弥彦競輪はバス移動になり、約5分で宿舎に到着します。バス移動で大変なのは朝です。今回は午前7時半過ぎくらいからの出発でした。朝食の時間や準備の時間を逆算しての起床は午前6時。そこからご飯を食べて、お風呂に入って競輪場に向かいました。早い時間のレースだとウォーミングアップも考えなくてはなりません。
宿舎自体は高台にあり、部屋も広く寛げます。何より部屋やお風呂からの景色が最高です。素晴らしい景色を目の当たりにして、ここでもキャンプをしたくなりました。田園風景が広がり、その先には街並みが見えます。本当に素敵です。選手がゆったりできるフリースペースも、広々としていて、とてもリラックスできます。
弥彦競輪と言えば楽しみの一つに昼食があります。選手は前検日に4日間の注文をするんですが、私が注文したのが『銀ダラ筋子定食』。私の中では、弥彦=銀ダラ筋子定食みたいな感じなんです。夕食でも筋子を食べます。レース前は塩分を控えて調整しているので、美味しい好きなものを食べられるのは楽しみですし、集中力を高めることにも繋がります。
そのほか、マッサージ器やマット、枕など色々なアイテムを持ってくる選手もいます。普段の開催でも見かけますが、GIになると特に多く見かけます。一つのルーティーンなんでしょうね。私も昔は色々なものを持ち込みましたが今は使わない物はなるべく持ち込まないようにしています。荷物が少なくなると持ち物が把握しやすくなり、忘れ物もなくなりました。
私のマッサージ方法は、テニスボールやソフトボール、ストレッチポールなどを使いますが、その中でも一番効くのは、うつぶせの状態で仲間に上に乗ってもらい、足や背中を踏んでもらうことです。タイ古式マッサージのイメージですね。昔ながらのケア方法が自分には合っていると思います。
競輪のレースは約3分ですが、最高のパフォーマンスを魅せるために、選手は宿舎から万全の状態を作り、バスに乗ってレースへ向かいます。これからも良いレースを見てもらえるように、工夫を凝らしていこうと思います。次回は弥彦の帰りに行ったキャンプについて書きますのでお楽しみに!
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金子貴志
Kaneko Takashi
愛知県豊橋市出身。日本競輪学校75期卒。2013年には寛仁親王牌と競輪祭を制し、同年のKEIRINグランプリでも頂点に。通算勝利数は500を超え、さらには自転車競技スプリント種目でも国内外で輝かしい成績を収めている。またYoutubeをはじめSNSでの発信を精力的に行い、キッチンカーと選手でコラボするなどホームバンクの盛り上げにも貢献。ファンを楽しませることを念頭に置き、レース外でも活発に動く中部地区の兄貴的存在。