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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【湘南ダービー予想】好調な選手が多く見られる細切れ戦! 誰がレースの主導権を奪うのか!?/決勝レース展望

2021/10/04 (月) 12:00 2

平塚競輪場で開催されている「湘南ダービー(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は本日16時35分発走予定。


S級S班の実力を再認識

 初日特選で4人のSS班がそれぞれ存在感のある激しい攻防戦を繰り広げた。結果はKEIRINグランプリ2020を制した和田健太郎が郡司浩平に乗り突き抜けたが、改めてSS班の実力を認識させられた。翌日の二次予選は台風の影響で4レース終了後、中止順延で仕切り直しとなった! SS班4人は準決勝へ駒を進め、役者に不足なし。準決勝でSS班の和田健太郎がこぼれたが、あとは順当に好調な選手が決勝に乗ってきた。

妄想先取りレース実況! どこからでも狙える細切れ戦には夢がある

 並びは地元の①郡司浩平-⑥松坂洋平、⑨古性優作-⑤稲川翔の大阪コンビ、②新田祐大-④小松崎大地の福島タッグに③清水裕友-⑦小倉竜二の中四国、⑧野田源一は単騎で。(⇐①⑥・⑨⑤・②④・③⑦・⑧)

 …しかし困った! 今回はどこからでも狙える。好調な選手をピックアップして整理してみっか。郡司、清水、古性、新田、野田が好調な選手になるわけだが…!うーん難しい。

 新田が行くのか!? と思ったが、優勝を意識すればそれはないだろう。消去法で探れば、郡司はホームの松坂を後ろに置いて、まくりって訳にはいかねーだろうが! ここは郡司が男気先行と読み、妄想の主役は松坂に大決定だ。ならば『松坂から郡司へ』がセオリーなのか?

軸は平塚ホームバンクの実力者・松坂洋平(撮影:島尻譲)

 いやそうじゃない。地元記念の優勝は遥か前に取ったきりの松坂だ。『喉から手が出る』くらい地元記念の優勝は欲しい。しゃにむに渾身の差し脚を伸ばせば、単騎の野田がここにマークし、流れ込みだろ。ズバリこれが妄想の本線になる。松坂を軸に手広く流す! で締めとすっかね! でも好調ボックスでも良いかもな〜? さあ結果は果たして!

松坂の相手には好調・野田も見ておくべき(撮影:島尻譲)

あとがき 〜PIST6開幕を迎えて〜

 今回はあとがきを書いてみた。オレの地元の千葉でPIST6が始まった。いよいよ新しいケイリンの幕開けだ! 世界基準の250バンクで繰り広げられる、異次元のスピードは迫力満点!

 選手の頑張りに注目が集まるが、裏方で選手OBが支えていることも忘れてはならない。それぞれに資格を持ち、第二の人生を歩んでいた先輩たちが一肌脱ごうとPIST6に集結してくれた。「我々が、いずれ引退する後輩たちの礎になり道筋をつける」こんな熱い思いで集結した事は誰も知る由もないだろう。PIST6の成功が、新たな選手たちの希望になる事を切に願わずにいられない。

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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