2025/07/26 (土) 08:00 1
いやぁ、今回は最初から“主役級”が揃ってるじゃないの! S班コンビの眞杉匠に清水裕友、さらに吉田拓矢、寺崎浩平まで参戦ときたら、「顔ぶれ見ただけでお腹いっぱい」ってやつだ。まさに競輪界の“看板”がズラリ。見応え十分ってか、見逃したら損!
それだけじゃない。そんなスターたちを追いかけるのが、荒井崇博に新田祐大。この2人も、ただの脇役じゃない。“実力と風格を兼ね備えた名優”とでも言おうか。今回は完全に“メインキャスト勢揃い”の舞台になりそうだ。
さらに目を引くのが、若さ爆発・活きのいい自力型たち。後藤大輝、田中大我、中嶋 宣成、町田太我。どれも勢いのある名前ばっかり。彼らがガンガン仕掛けてくる展開になれば、これはもう“競輪の醍醐味”がギュッと詰まった3日間になること請け合いだね。
しかも今回は、S級戦だけじゃなくA級戦まで組み込まれている。これ、ちょっと昔のファンにはたまらないよ? 一昔…いや、二昔前まではA級が記念で一緒に走ってたんだから。懐かしい光景がよみがえるってもんよ。最近競輪にハマりはじめた若いファンには新鮮に映るに決まってる。“記念なのにA級もいるの!?”って興味津々だろうね。
で、個人的に注目したいのが、そのA級の若手たち。やっぱりね、“目の前でS級の本気を見られる”ってのは、経験値がまるで違う。練習で一緒に走ってるだろって? それはそれ、これはこれ。本番の仕掛け、勝負どころの嗅覚、気迫…すべてが“段違い”。その空気を肌で感じたら、そりゃあモチベーションも上がるってもんよ!
スター候補になり得るA級の若手の佐々木祐太、小川将二郎、永井哉多、松下綾馬。彼らが「何を見て、どう感じて、どう走るか」。マナコを見開き「全てを吸収してやろう」と貪欲なまでに集中! やがてそれが血となり肉となり走りに昇華させようと努力するはずだ。それ次第じゃ、未来のS班がこの中から生まれるかもしれない。そう思うと、S級のバチバチだけじゃなく、A級戦にも目を光らせたくなるよね!
さてさて、今回は7Rに妄想のスポットライトを当ててみようか。いきなりだけど、機動型トリオによる真っ向勝負ときたもんだ!後藤大輝、田中大我、荒川達郎。これは序盤からガチの鍔競り合い(つばぜりあい)必至ってわけだ。
まず並びを整理するとこうなる。中近ラインは⑤田中大我に①志智俊夫、そして⑧三宅 裕武で3車。対する九州ラインは⑨後藤大輝-③徳永哲人-⑥山口龍也、もう一方が④荒川達郎-⑦柿澤大貴-②渡邉晴智で三分戦。ただし、力関係では後藤が一歩リードか。
初手は志智あたりがスタートを決めて、田中が前を取りそう。後藤は中団で構える。並びとしては(⇐⑤①⑧・⑨③⑥・④⑦②)って形だね。流れとしては、荒川が押さえ、そこを後藤が一気に叩き主導権を握る展開。徳永とのゴール前勝負で⑨=③、さらには田中が巻き返しこれに乗り、志智が強襲する①③⑨ボックスが本線になってくる。
まあ、こっからが妄想の本番。荒川がスタートを決め、前を取っちゃったときの展開も考えておきたい。その場合、枠なりで田中が荒川を追う。後藤は後方から上昇し、田中をフタする。そうなれば荒川がそのまま突っ張っての先行に出る。そうなれば後藤が強引に行って、荒川ともがきやり合う。
そのスキを突いて、田中のまくりが決まる。となれば、志智との直線勝負で⑤=①が浮上! さらにそれぞれの番手柿澤と徳永に展開が向き、⑤-③⑦-③⑦ってのも十分あり得る。逆パターンだと田中と後藤が主導権争いになれば、荒川の出番なんだけどね、④=⑦も面白そう。
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。