2024/12/24 (火) 10:30 7
こんにちは!
もう年末ですね。いつの間にか2024年も、あと数日で終わってしまいます。あっという間の1年でした。
12月12日から14日まで開催された地元戦の静岡競輪では、たくさんの応援ありがとうございました。山口真未さんの引退レースで、私にとっても記憶に残る開催となりました。お客様にとっても、きっと思い出になる開催だったと思います。
真未さんとは本当に毎日のように練習をしてもらい、一緒に出かけたり、ご飯を食べに行ったり、頼りになる北400のお姉さん的存在でした。練習終わりには、おじさんゲームしてジュースを買わされたり(笑)、激辛ペヤングを皆で食べたり、みかんにお絵描きしてハロウィンしたり、夏にはスイカ割りをしたり、冬は雪だ〜なんてはしゃいだり、真未さんの家でバーベキューしたり、韓国旅行も一緒に行ってもらって、5歳も人生の先輩なのに、友達みたいに接してくれていました。真未さんはナショナルチームにいたこともあり、なんでも話しやすく、相談にものってもらったことがあります。
実は……真未さんが選手になると決めた時、師匠をお願いされかけました。
しかし、お断りしました。だって、私よりも強くて、しっかりした人に、私が教えることは一つもないと思ったからです。デビューしてからも、その通りで、私の方がたくさん頼らせてもらいました。どのようなメニューをやったら良いかを教えてもらったり、スタンディングのコツを教えてもらったり、真未さんに練習メニューで勝つまでやる!なんて言って、私のわがままにも付き合ってもらったりもしました。
まだ引退されたという実感が薄く、練習場で「真未さん、今日くるかな〜?」なんて待ってしまってる自分がいます。この文章を書いていると、練習にはもう来ないないんだなぁ、寂しいなぁ、と少しずつ実感してきます。
真未さんにとって最後の開催ということもあり、静岡ガールズの皆に声をかけ、新しくなった競輪場で一緒に練習をしました。リンカイジャージも皆で着ました! さなちゃんは忘れたため(笑)着ていませんが、5番車を持っているので、静岡ガールズで7車が揃うんです!!
女子だけで、これほど大勢の練習は競輪学校(※現:競輪選手養成所)ぶりで、とても楽しかったです。競走得点順に分かれて、とても良い練習ができました(とってもキツかったです...)。
自分がやりたいことを決めて、それに向けて区切りをつける勇気と、やりたいと思うことを実行できることは、とても素晴らしいことだと思います。
私も自分のやりたいことに信念を持って、突き進んでいきたいと思います。
真未さんが次のステージでも輝くように願っています。そして、真未さんに応援していただけるように私も頑張ります!!!
今年最後のレースは、12月27日からの小倉ナイターです。
冬に室内の競輪場で走れるのは嬉しいです。寒いと体が動きにくくて辛いですが、小倉はそんなことがないので、いつも通り前々に頑張りたいと思います。今期は思うように走れない時期もあって、競走得点も伸び悩みましたが、また少しずつ上向きになってきたので、来年に繋がるようにしたいです。
2着、3着の多い私ですが、それでも応援してくれるファンの方に少しでも還元できるようにこれからも頑張ります!!
そして、2025年はじまりは、1月4日からの松戸ナイターです。
23日に養成所を早期卒業された市田龍生都選手も、この松戸競輪からスタートになるそうです! 若くて強いパワーあふれるレースを私も生で見られるのが楽しみ! お正月期間でお休みの方は、ぜひ松戸競輪場へお越しくださいね!
今年も1年間、私のコラムを読んでいただきありがとうございました!
コラムを書くことで、私も1カ月を振り返ることができて、良い機会を与えてもらっていることを実感しています。
元々練習メニューをメモすることや、日記を書くことが好きで、5年日記ノートも今年で2冊目が終わります。来年は文章力も上げていけるように、もう少し頑張ります!!
では、皆様、メリークリスマス!
よいお年をお迎えください♡
【今後の出走予定】
12月27日〜29日 小倉ナイター
1月4日〜6日 松戸ナイター
1月13日〜15日 松山ナイター
※コラム本文中の写真は選手本人からの提供です。
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鈴木奈央
ガールズケイリンでは110期生(ガールズ5期生)として日本競輪学校(現:日本競輪選手養成所)に入り、在校1位の成績を上げる。2016年7月に静岡競輪場でデビュー。2戦目の平塚で初優勝。2023年12月の前橋で通算14回目の優勝を果たしている。また、2023年3月7日に佐世保競輪場で通算100勝達成した。自転車競技では2017年11月にUCIトラックサイクリングワールドカップ第2戦(イギリス・マンチェスター)において女子チームパシュートに出場、同種目の日本初となる銅メダルを獲得した。