2024/12/12 (木) 08:00 1
ひろしまピースカップといえば大エース松浦悠士をおいて他にない。直前の大垣記念の決勝戦は松浦悠士らしい走りだったね。中野慎詞の先行でマークした瓜生と森田が後位で競り合いもつれた。その隙を突き追い上げるかと思われたが、なんと叩き切ってしまい中野を封じ込めた。惜しくも3着に破れたものの、松浦のクレバーな走りと闘志を垣間見たようで、ホっとしたのはオレだけではあるまい。
そのひろしまピースカップに大エース松浦悠士が登場する。自力の組み立てもあるが、地元記念なら目標に事欠くことはないはず。とりわけ太田海也は頼りになる後輩だし、ダッシュ鋭い河端朋之もしかり。完全優勝でS班陥落のうっぷんを晴らし、一戦一戦に全力投球の魂の走りをするはずだ。他にも松浦を囲む援軍が多く、負ける要素は少ない。
対抗格はS班の新山響平になり、グランプリ前の仕上がりをみる意味でも積極的な走りに徹してこよう。一方山口拳矢も状態は上がっているが、はたして展開を引き込むことが出きるのか? このふたりはアウェー感に手こずることになりはしねーか?東北の守澤太志、渡部幸訓は新山を目標に進められそうだが、事によると目標に欠く展開もあるか。その時は番手に切り込むか、好位置をキープし直線勝負に掛けるのか? の選択になりそうだ。また和田真久留は脚をため、混戦で待ちからの一発狙いになるか。優勝争いをする上位陣をみても、大エース松浦を脅かす存在はいるのか? と思えてならない。
だが、「勝負は下駄を履くまでわからねえ!」の格言もあるし、若手の機動力に注目してみっかね。上位陣に胸を借り挑む地元123期の西田優大はぼちぼちS級戦に慣れ、本格化の兆しが出てきた。また、特昇した125期森田一郎も力のあるところをみせている。
自在戦を武器に攻める佐々木眞也がこれまた良い。大物食いを期待せずにはいられねえ。競輪祭で動きの良さを見せた酒井雄多も不気味だよね。今節はS級残留を掛けた争いもあるだろうし、その辺りも注目しつつ狙ってみようかね!
妄想は1Rを狙ってみる。まずは並びを整理し検討する。①森田一郎-⑤中田健太の埼玉コンビ、②池野健太-⑦岡本総で近畿中部、南関は③佐々木眞也-⑨渡邉晴智、⑥門田凌-④栗田貴徳の愛媛コンビ、単騎の⑧藤岡隆治となっている。
オープニングで1番車の期待枠をもらった森田一郎に勢いを感じる。だが、実績は佐々木になる。初手は森田がスタートを決め前受け、枠なりで池野、これを佐々木が追い、後方に門田(⇐①⑤・②⑦・③⑨・⑥④・⑧)。門田が押さえて佐々木が切り替え叩く。そこを池野が仕掛け逃げる。森田もすかさず巻き返しもがき合いになる。そうなれば佐々木がまくって渡邉の流れ込み③-⑨、池野マークの岡本で③-⑦、森田マークの中田と③-⑤が本線になる。
妄想になるかは微妙だが、森田の頭から狙ってみる。門田が押さえ佐々木が切る。そこを森田が出て、池野が主導権を取る。こうなれば森田がまくり中田の流れ込み①-⑤、池野から切り替え岡本への①-⑦、佐々木が力で強襲し力車券①=③でいかがかね。人気になると思うが、いずれ関東を背負って行く逸材に期待してみるべ!
だが、ひとつ気になっているのが、四国と別になった藤岡の単騎選択。これが気になって仕方ねえんだよ。妄想〆として①③⑦⑧ボックスも狙ってみっか!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。
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