2024/09/05 (木) 08:00 7
共同通信社杯前の一戦だが、S班は脇本雄太、清水裕友、慎太郎さんが参戦してきた。ここに北井佑季、窓場千加頼も加わり平安賞は豪華メンバーになった。気になる賞金ランキングだが、6位の岩本俊介以下は混沌としてきた! 新山響平(7位)、脇本雄太(8位)、吉田拓矢(9位)、窓場千加頼(10位)がしのぎを削り、目まぐるしく順位が入れ替わる事態となっている。
目下10位の窓場は地元で好気合いのはずだし、ここで上積みを果たしランクインを狙う。脇本が前で主導権ならS班を押さえてVってことも十分にある。オールスター準Vの機動力は伊達じゃねえし、それだけの力をつけている。伝統ある平安賞を他地区に持ってかれるのをヨシとするわけがない。今節は窓場にとってGI以上の価値があるってわけだ。だが、そういったプレッシャーがどう出るかだよ? これを克服できれば古性優作の域に近づけるべ!
さて、予選クラスに目を向けるが、川越勇星、川口雄太がいいね! 勝ち上がって上位陣を脅かすだけの機動力は持ち合わせている。そして、オレの注目は積極的に仕掛ける金田涼馬だよ。対戦相手が“ナメてかかってくれれば”、番手を回る選手は絶好の展開をモノにできる。同格戦なら好勝負だって期待できるだろうね!
また、特昇を果たした123期の西田優大が初記念となる。9車の競走をどう走るのか? 戸惑わず思い切りの良い走りができたなら“ひょっとしたら!”の感はあるとみるが!
よし、初日は6Rを妄想で狙ってみるべ! まずはいつものように並びの整理から。中国コンビに島田で⑧西田優大-①岩津裕介-④島田竜二、⑦長尾拳太-②松岡篤哉の岐阜コンビ、③鈴木竜士-⑤黒沢征治の関東コンビ、⑥田頭寛之-⑨江守昇で千葉コンビの細切れ戦となっている(⇐⑧①④・②⑦・③⑤・⑥⑨)。
前受けは枠なりで西田が取る。田頭が後方から押さえ鈴木が続く。長尾がそこを叩き、西田が素早く巻き返す。番手岩津の抜け出しが本線だべ。西田の残り①-⑧、鈴木が力で強襲し逆転の①=③、その鈴木が行き切って黒沢との③=⑤までが本線になる。
妄想は直近積極策に意識のある鈴木と西田がもがき合う展開。こうなれば岐阜コンビの一発②=⑦が決まる!これが妄想〆になるべ。うーん、混戦だしオッズも割れてたりして(・・;)
まだ暑い日が続くが、夏休みも終わり季節は秋に向かっているね。恒例行事だが、この夏休み期間中、オレは中村浩士支部長に高木隆弘本部長と高木真備さん、武井大介、野口裕史、佐藤壮らと児童養護施設へ行き、いつものスイカ割りと水鉄砲のひっかけ合いをやってきたよ! みんな一生懸命に手伝ってくれて、賑やかな一日だった!
本気モードではしゃぐ姿に大人も子どももなく、オレも童心に返って楽しんだよ! 年1回だけど、子どもたちが喜び、大きな歓声をあげてくれて嬉しい限り! 少しの時間だったが、清々しい気持ちを与えてもらえたし、“来年も”の思いがいっそう強く募ってきたね。読者のみなさんも夏休み明け忙しいと思うが、毎日を頑張りながら、車券的中といきましょう(*^^)v
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。