2021/06/04 (金) 18:00 33
リリース記念で大好評だった、高木真備選手のグラビア&インタビューの本格連載がスタート! カメラマン・市橋織江さんの撮りおろし写真と共に、真備選手の素直な心をお届けします。記念すべき第1回は、たちかわ競輪場内にある「市民の丘」で撮影しました。自然あふれる幻想的な写真をお楽しみください。
ーー前回の撮影は昨年のガールズグランプリ前でした。
昨年ぶりって感じがしないです! あれからそんなに経つんですね。今回の撮影も、メイクさんに優しくしてもらって、素敵なカメラマンさんに撮ってもらえて嬉しかったです。
ーー1か月ほど競走がお休みの期間がありました。その間、どんなことをされていましたか?
ずっと練習していました! この1か月が終わったあと、1か月前の自分と同じじゃダメだ、と思って。この気持ちがあったから頑張れました。練習で完璧にできたとしても、レースで走ってみると違ったりします。実戦で少しずつ試して、理想の走りに近づけたらと思っています。これからのレースが楽しみです!
ーー真備選手はたちかわ競輪場でも練習されるそうですね。
はい。登録地は京王閣なのですが、練習を見ていただいている高木隆弘さんが立川にいらっしゃるので、こちらでも練習しています。
ーー高木隆弘選手はどんな方ですか?
すごく教え方が上手です! 私、あまり理解力がない方なんです…。でも高木さんは、そんな私がわかるまで、何度も根気強く教えてくださいます。
いつも、レースの組み立て方や自転車の乗り方についてアドバイスしていただいているんですよ。
ーーたちかわ競輪場の特徴があれば教えてください。
立川は直線が長く、風が吹きやすくてバンクが重いのが特徴です!
ーー走るのがキツそうですね。
そうですね。立川でずっと走っていたら、他の競輪場で走ったときに「バンクが軽い! 直線が短い!」って思うかもしれません。練習に最適なバンクですね(笑)。
ーーいわき平(5/29〜5/31)、優勝おめでとうございます。決勝レース、序盤は位置取りが後方で、天候は雨でした。真備選手はそのとき、どんな心境で走っていましたか?
結構強い雨だったので、視界が悪くて状況判断はいつもより難しかったです。でも、落ち着いて仕掛ければ届くと思っていたので、慌てずに周りを見られました!
ーー練習の成果が出たレースでしたね。いわき平は東京からの距離が絶妙ですが、車と電車、どちらで行きますか?
車で行くこともあるし、電車で行くこともあります。開催の時期や時間帯など、状況に応じて選んでいます。
実は私、運転があまり得意じゃなくて。電車や新幹線の方が好きです。いつも自転車のフレームは(事前に送らず)自分で持っていくので、本当は車の方が便利なんですけどね(笑)。
ーー最近の競走で思い出に残っているものはありますか?
5月16日〜18日に行われた宇都宮競輪です。この開催で、同期の高橋梨香さん(埼玉)と青木美優さん(栃木)と一緒だったんです。
最近は同期も少なくなってきて、開催によってはひとりぼっちになっちゃうこともあるんです。だから、3人一緒になれたのがキセキかと思いました!(笑)
ーー高橋さん、青木さんと仲がいいんですね。2人とはどんな話をしましたか?
競輪選手養成所で1年一緒に過ごしてきたので、やっぱり同期は仲がいいんですよ。
以前から3人で宇都宮競輪場のキャラクター「みやかめくん」のサイクルジャージを作ろうって話していたのですが、なかなか進んでいなくて…。
この開催はモーニングだったので、朝9時にはレースが終わっていました。だから、午後はすっごく暇で(笑)。3人で集まって、ジャージのデザインを考えることができました! 完成してからおそろいで着るのが楽しみです。
ーーどうして「みやかめくん」なんですか?
私はカメを飼っていることもあって、みやかめくんが好きなんです。それに、宇都宮は美優のホームバンクでもあります。
ーーそこに、仲良しの高橋さんを巻き込んだんですね。また一緒に出走できるといいですね。
カメラマン:市橋織江
ヘアメイク:山本晴香
協力:たちかわ競輪場
取材・構成:netkeirin編集部 伊藤千裕
※制作スタッフ全員がPCR検査陰性を確認し、マスクおよびフェイスシールド着用の上撮影いたしました。
高木真備
Takagi Makibi
ガールズケイリン106期。2014年に奈良競輪場でデビューし、玉野競輪場で初優勝する。2016年のガールズケイリンコレクションでファン投票1位を獲得して、優勝。同年末にガールズグランプリ初出場を果たす。2020年には、特別競輪ガールズケイリンフェスティバル(いわき平)で完全優勝し、同年のガールズケイリンコレクション(伊東)も優勝した。