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【全日本選抜競輪】S級S班まで“あと一歩”のこれまで…「今年は勝負できそうな前向きな気持ち」/山田庸平独占ロングインタビュー

アプリ限定 2024/02/07 (水) 18:00 39

『九州から、いざグランプリへ!』
2020年の中川誠一郎以降、九州地区からは誰一人として、競輪界を代表する「S級S班」の座に着いたものはいない。山田庸平は2022、23年と続けて賞金ランキング上位に名を連ねたが、ライバルたちとのデッドヒートに敗れ、あと一歩及ばなかった。機が熟した今年、開幕ダッシュにも成功し機運は高まるばかり。寡黙ながらもレースになると大胆不敵となる“S級S班にもっとも近い男”が思いのたけを語った。(取材・構成 netkeirin編集部)

山田庸平(撮影:北山宏一)

今年は勝負できる感覚ある「苦手も得意も無くなった」

ーー今年は初戦の1月立川競輪「スポーツニッポン杯」を完全V、そしていわき平記念でも決勝に乗って3着と、幸先いいスタートを切りました。

山田 今年は自信がある…というか、ある程度は勝負ができそうだなって気持ちが自分の中にあるんです。あとは楽しみ、といった感覚も。

ーー興味深いです。その根拠を具体的に聞かせてください。

山田 昨年の競輪祭のあと、これからの自分の戦法を見つめ直そうかなってとき、ちょうど広島記念で優勝したんです。広島は手応えが無かったけど、その後も優勝できたので自信になったんです。それに、いわき平も体調がイマイチのなか走れたし、こうすればもっとよくなる、みたいなものが見えてきました。

2023年最後の開催「ひろしまピースカップ」で完全優勝(提供:チャリ・ロト)

ーー毎年、山田選手は「寒い時期が苦手。状態や成績がいつも振るわない」と話していました。その辺りはどうだったのでしょう。

山田 そうですね、時期的に苦手だったんです。でも今はレベルアップして安定できたからか、そういう考えが無くなった。逆に“得意”って感覚も無くなりましたが。

ーー「得意な感覚が無くなった」とはどういうことですか。

山田 これまでは周りから聞かれると、バンクなら平塚だったり、333走路だったりが得意と言っていました。それが、ある程度の力を付けることで得意って観念が自然なものになっていったんです。(S級上位陣なら当たり前のレベルに)追いついていったっていう表現ですね。

ーー以前は、たとえ力が及ばなくても得意という感覚を信じて乗り切っていたということですか。

山田 はい。得意、不得意っていうものに左右されなくなったというか。冬場の寒い、風が強いなんてずっと嫌だったけど、今はむしろ風が強い方が良かったりします。

ーー先日のいわき平記念も強風に選手たちは手を焼いているように見えました。

山田 寒くて風も強烈でした。みんなきつそうだったけど、自分はそこまで感じませんでした。今まで、いわき平って走りにくかったけど、いい成績だったし。

ーー“当たり前”になったのでしょうか。

山田 そういう感じかも。得意と思っていたものが打ち消されていくというか。だから、今までは軽いバンクで流れているなと感じたものが、最近走ったら思ったほど流れていないとか、そういった感覚はよくあります。

ーーどうやって、その位置まで押し上げたのでしょう。

山田 冬場でいうと、強風に関してはフォーム改善ですね。空気抵抗のかからないフォームを意識して、あとは風が当たらないようなペダリングです。

ーー今月9日から岐阜競輪場でGI「全日本選抜競輪」が行われます。例年2月に行われる当大会は寒い時期の開催です。これまでは複雑なイメージを抱いたまま走っていたということになりますね。

山田 いつも、成績は良くないです。だけど、初日特選を走れていたし、そのアドバンテージで何とかしのいでいました。着や点数を辛うじてキープしていた感じです。

ーー2024年一発目のGIを前に、高ぶるものがあるのではないですか。

山田 これまでなら苦手さを受け入れて、しのごうって気持ちが強かったけど、今年に関しては走りたいとか楽しみだなって前向きになれている。岐阜は3年前に共同通信社杯(GII)を走りましたが、昔の実力からしたらよく準決勝に乗れたなと思ったし、いい印象があります。

今年最初のビッグレースを前に“しのぐ”のではなく“楽しみ”を感じている(撮影:北山宏一)

山田庸平から見る「S級S班」のイメージ像

ーー2022年、23年は賞金ランキングでグランプリ出場のボーダーラインにつけていましたが、いずれもあと一歩及びませんでした。その辺りの自己評価を教えてください。

山田 2022年は、たまたま岸和田の高松宮記念杯の決勝2着で賞金が上がっただけで、ただただ自分の力が無かったし(グランプリに出るだけの)実力がないことはわかっていました。

ーーそれでも後半は追加を頻繁に受けるなど、猛チャージでたたみ掛けていましたが。

山田 そこまでやっても取れなかったし、あれが実力。周りが結構、期待してくれてそれが大きくなって。(自分がその位置に達していないと)わかる人は分かっていたと思いますけど。自分のレーススタイルじゃ、その器はないなって。

ーー2023年はGI、GIIでコンスタントに決勝に乗り、賞金面であと一歩のところまでいきましたが。

山田 去年は「グランプリに出たい」とか「S班になりたい」とかの気持ちは捨てていました。普通に走ったけど、あまり楽しくない1年でしたね。周りの評価やプレッシャーとかあらゆる面でストレスもたまったし。むしろ一昨年の方が、勢いで行けるんじゃないか、みたいな高揚感がありました。

ーー山田選手は元々、大きな目標を掲げて自らを追い込み、鼓舞していくようなタイプではないですよね。慎重に黙々と準備する印象があります。

山田 要は自信が無いんですよ。ダメだったときのことを考えてしまう。仮に自分が優勝できそうなFIシリーズとかだったら「優勝します」って言おうと思えば言える。でもGIを普通に勝つ人って「GIの優勝を目指します」って自信を持って言っているでしょう。自分に足りないところってそういうところなのかもって思ったりします。

ーー今年はグランプリやS級S班を意識して1年を戦えそうですか。

山田 去年、意識せずに走ってあの位置(※賞金ランキング14位)にいられたのは、気持ち的に前を向けました。(順位は)勢いだけの一昨年とほぼ一緒だったし。さっきも言いましたが、今年は楽しみで、ある程度は勝負ができると思っています。

いわき金杯争奪戦では決勝進出し3着、存在感を示した(提供:チャリ・ロト)

ーー山田選手から見て「S級S班」とは、どのようなイメージがありますか。

山田 プレッシャーのかかり方が違うように見えます。例えば記念では常に準決を外せない立場になるし。自分も似たような状況ではかなり緊張しますから、それが毎レースでしょう。開催中なんて、レース以外でも気が緩むところがないと思います。

ーー選手宿舎や控え室での振る舞いにも気を配るということですか。

山田 常に“見られている”って感じですよね。自分なんかでも宿舎とかでの行動や発言って見られていると思うと慎重になりますから。S班の人たちも常に気をつけていると思います。

ーーレースや戦法の面ではどうでしょうか。

山田 色んなタイプがいますよね。自力で言えば力でねじ伏せるか、戦略を立てて何でもするかの2パターン。前者はワッキー(脇本雄太)や(新山)響平で力が抜けているし、後者は松浦(悠士)や(清水)裕友や古性(優作)。自在性のある選手は1年間、安定している。

ーー山田選手はどちらかというと自在選手側です。安定感を求められるのは一緒ですね。

山田 S班の人たちは、もっと組み立てが綿密です。今のレースって二段駆けの突っ張りがあったり、車番が左右されたりするでしょう。そんな中で苦戦をしても大敗はしないんですよ。

ーー山田選手ですらそのような印象を受けるのですか。

山田 たまに松浦や裕友と連係しますが、スタートミスはできないとか、ちぎれないことに集中してとか色んなことを考えます。何より迷惑をかけられないですから。ワッキーの番手もあったけど、あれはまた独特の違う緊張感がありました(笑)。

ーーたしかに松浦選手や清水選手それに古性選手などは淡泊なレースがほとんど無いです。

山田 ものすごくレース内容が問われるからでしょう。勝っても変なレースだと納得しないだろうし、逆に負けても納得してもらえるような走りとか。それでいて、内容も濃くて安定しているのだからすごいですよ。

ーー彼らとは普段は敵で戦うことが多いですが、参考にする部分などはあるのですか。

山田 裕友と松浦、あと響平のフォームを映像でチェックしたりしてます。あとはS班じゃなくても浅井(康太)さんとかも。みんな、それぞれタイプは違うけど気になるんです。

ーー特徴を分析して自身に生かすということでしょうか。

山田 裕友のフォームはものすごく好きです。カッコいいペダリングで、乗り方は力強くて一番カッコいい。松浦はキレイでムダなく乗ってフォームがぶれない感じで、響平は上半身の固め方や頭の位置、腕の曲がり方とかが特徴的。浅井さんは細くてペダリングがキレイに乗っている感じです。そういう人たちの気になる部分を抜き取って、イメージを重ねて練習に取り入れています。

敵のフォームをチェックして自身のイメージに重ね合わせている(撮影:北山宏一)

“次につながる”意見交換できた 九州の後輩たちは成長している

ーー今年のS級S班は(中国、四国は1つとして)、北日本から新山選手、佐藤慎太郎選手、関東から眞杉匠選手というように、各地区からそれぞれS班が選出されています。九州地区だけS班不在、過去を紐解いても2020年の中川誠一郎選手から選ばれていません。

山田 それが他地区との差で、力の足りない部分だと感じます。今は(嘉永)泰斗が強いですけど、(山崎)賢人とかもう1人、「個の力」がある選手がいるだけで変わってくると思います。

ーー今、特別戦線における九州勢は、嘉永選手が“頼みの綱”のような感じがします。他に出てくれば負担も軽減されるということですか。

山田 去年、西武園のオールスターで中四国の自力選手と連係したこともあるけど、賢人がいるだけで、九州からかなり準決に乗ったんです。ああいう選手が1人いるだけで流れは一気によくなる。もちろん自分も頑張りますが、やっぱり後輩ですよ。

ーー九州も最近では若手の自力タイプが成長していますし、数年先が楽しみに感じます。

山田 ああ、その話は、いわき平記念の決勝で感じました。

ーー決勝戦の九州は山田選手と嘉永選手そして伊藤旭選手、井上昌己選手の4人が勝ち上がりました。

山田 昌己さんを除けば、普段は自力で動いている3人です。ああいう年齢もバラバラの3人がグレード戦線の決勝に乗るシチュエーションって、これまではあまりありませんでした。

ーー並びは嘉永-伊藤、山田-井上と九州は二手に分かれました。新聞やネット記事によると決定するまでかなり長い時間の話し合いがあったとか。

山田 旭は「前で頑張りたい」の一点張りで、泰斗も「絶対、自分が前」と揺るがなかった。2人の前向きな気持ちはものすごく伝わったし、うれしかった。だけど、旭の3日間の勝ち上がり方を見たら、いくら「頑張る」と言ってくれてもラインの先頭を託すのは厳しかったです。

ーー気持ちはともかく、プロセスや相手もあることなので現実的には難しいと。

山田 泰斗も、これまでの旭のレースに思うところがあったからか「旭には前を任せられない。自分でやる」と本人に伝えていました。泰斗は一番強い九州の選手だから意見は優先される。自力でやるなら、その気持ちを尊重したかったんです。

後輩に自身の考えを伝えた嘉永泰斗(提供:チャリ・ロト)

ーー嘉永選手が先頭で戦うことはすんなり決まったけれど、そのあとですね。

山田 次に自分が意見する番が回ってきました。旭は先頭が叶わなかったけど「九州でまとまりたいから(山田に番手を回して)3、4番手でもいい」と言ってくれた。でも、さすがに同県に割り込むわけにもいかないし、だからといって自分が3番手だと、4番手の昌己さんにチャンスが無くなってしまう。それならば別でやろうとなったんです。

ーー苦渋の決断だったでしょう。

山田 旭-泰斗の並びなら、昌己さんと話をして4人でまとまったかもしれません。ただ今回は、自分の調子も踏まえて、いいメンバーを相手に自力でやりたい、とも思ったんです。

ーー伊藤選手は今回こそ戦法が認められなかったとはいえ、強豪メンバーを相手に決勝まで勝ち上がっているのですから、元々のポテンシャルは高いということでしょう。

山田 もちろん、そうです。こうして若手の自力が増えてGIIIの決勝で九州みんなと前向きな話し合いができたことが自分にとってはものすごく有意義でした。

ーー嘉永選手も伊藤選手に期待をしているからこそあえて厳しい言葉を投げかけたのでしょう。

山田 旭のこれからを考えて、でしょう。決してネガティブな理由で別線になったわけじゃないから、今回の話し合いは“次につながる”と思いました。自分も気が引き締まる思いでしたし。

ーー気が引き締まる思いとは、後輩の前でちゃんとしないと、という責任感でしょうか。

山田 いや、泰斗が旭に言っていたことをヨコで聞いていたら、実は自分にも言われているんじゃないかって気持ちになったんです。

ーーそれはヒヤリとさせられますね。

山田 心にかなり響きました。自分はあんなに若くてちゃんとした考えを持った選手を初めて見ました。決勝はそんな後輩と別で戦うわけだし、自分も先輩を付けた以上は変なレースができないぞって余計に気持ちが入りました。

ーー嘉永選手とは今まで多くの連係を重ねてきましたが、これからはさらに緊張感が増しますね。

山田 今回は泰斗の気持ちが聞けて良かったし、自分も気持ちが緩んでいたと気づかされました。戦い方を含めて本当に見習うことが多い。泰斗はこれからもっと強くなるし、自分も年齢が年齢なので食い下がっていかないといけないですね。

意見を交換してプロセスを共有することでラインはさらに進化していく(撮影:北山宏一)

先輩・荒井崇博の存在、兄・英明との関係性について

ーー九州地区は先輩たちも多士済々です。直系の先輩である荒井崇博選手は45歳となった今でもGIの最前線にいます。山田選手にとってどんな選手ですか。

山田 まだ進化しているじゃないですか。荒井さんを見ていると、自分もあの年齢になってもできる可能性があるなって思わせられます。気持ちやモチベーションの高め方がすごい。

ーー影響を受けたなと感じることはありますか。

山田 そうですね…練習に対する考え方や取り組み方が似ていると感じます。荒井さんの練習の量と強さは相当ですから。

ーーどの辺りが似通うのでしょうか。

山田 練習こそ強くないといけない、と自分は思っていて。競輪はタイムじゃないって言葉も聞きますが、タイムは大事ですよ。だってGIとか大きなレースほどタイムって上がっているじゃないですか。タイムと練習の強さは絶対だと思う。ある程度のレベルまで上げて、ようやく自分の得意な戦法を突き詰めたり、苦手なことを克服していくって考えです。

ーー荒井選手との練習を経て実感したと。

山田 この間、荒井さんに「トップスピードだけ集中してやれよ。とにかく上げろ。そこだけでいい」と言われました。上がれば乗せるスピードや距離も上がるって。自分もそれは思っていたことでした。

先輩・荒井崇博(撮影:北山宏一)

ーー荒井選手は後輩たちに厳しく、普段から恐れられているそうですが、競輪に関するアドバイスは惜しまない理論派という話を聞きます。

山田 なんやかんやで強くなれているのは荒井さんみたいな厳しい人が身近にいたからって思います。自分は何か言われて悔しかったり、見返してやろうってところに原動力があるので。

ーーそうなのですか。山田選手は普段から冷静で物静かな装いだけに意外な感じがします。

山田 弱くなったり、変なレースをすると当然言われるし、悔しくてやっているって意味では強くなっていると思います。あと厳しい環境はプラスになる、とも年齢を重ねて気づきました。

ーー山田選手は現在36歳です。若手とベテランの架け橋となる中堅どころですが、後輩選手との接し方にも変化はありましたか。

山田 後輩たちとも話しますが、厳しいことを言わなければ嫌われないし楽ですよ。でもそれは後輩のためにも自分のためにもならないから、いろいろ考えて言うようにしています。

ーーもう一人、山田選手にとっては欠かせない存在である兄・英明選手はどう映りますか。

山田 兄とは若い頃は一緒に練習をしたり色々と話をしましたが、今はそこまで深い付き合いじゃないです。3カ月に1回ぐらいバンクで会ったときに練習をするぐらい。

ーー兄弟2人でどこかに遊んだり、飲みに行ったりとかはしないのですか。

山田 さすがに無いですよ、それは(笑)。バンクや開催以外で会うのは年に1、2回程度で、今年はまだ会ってもいないです。まあ、開催が一緒のときは同部屋になるし、会えばレースやこれからの九州の話をしたりします。

グレード戦線をともに戦う兄・英明(撮影:北山宏一)

SNSでファンと交流「厳しい声もプラスになるから嫌じゃない」

ーーここからはプライベートの話をうかがいます。山田選手は2022年からX(旧Twitter)を始めました。ファンとの交流を通して何か思うことはありましたか。

山田 皆さん結構、真剣にレースを見てくれているんだって感じました。『S班になれる』って言う人もいれば『無理だ』って言う人もいて。コメントを読んで自分に足りないところがあるなとか、こういうレースしなきゃなって考えさせられたり。

ーーファンのダイレクトな反応に感化されたと。

山田 競輪場のスタンド越しって「頑張れ〜」とか「帰れ!」とかで具体的な指摘ってあまりないじゃないですか。第三者からのアドバイスでレースが変わってきたかもしれません。厳しい声って絶対に自分にプラスになると思っているから嫌じゃないんです。だけど、あまりにも激しいコメントがあると、もう止めたいなってこともありますけど(笑)。

ーー最近、趣味やハマっていることはありますか。

山田 コーヒーですかね。豆のひき方とか淹れ方や温度で味が変わる、そんなちょっとした変化を楽しんでいます。元々、家でゆっくり過ごすのが好きなので。

ーー以前には競輪選手の間でもコーヒーブームがあったと聞きましたが。

山田 競輪とつなげるわけじゃないけど、ちょっとしたセッティングや感覚で乗り方が変わる、みたいな。コーヒーもこういう味にしたいならどうすればいいかとか考えるんですよ。感覚の部分が大事ってところが何か似ていますね。あとはサウナにハマっています。

ーーサウナですか。行くとしたらやはり地元の武雄温泉ですか。

山田 もっぱら、そうです。家の近所なので。

ーー地元ですと競輪ファンも多いと思います。声をかけられたりしませんか。

山田 ありますよ。夕方、16時30分以降とかは本場や場外を終えたお客さんがたくさんきますから、朝イチとかに行っています(笑)。1人で何も考えずにボーっとしたいんですよ。

ーーコーヒーを淹れたり、サウナでボーっとしたりと自己完結型な趣味が多いですね。

山田 共通するのはリラックスができ、安らげること。時間を忘れられる瞬間があるのがいいですね。今まで趣味って続いたことがないのですが、この2つはずっと続くような気がします。

ーーいずれも寡黙を愛し冷静沈着な山田選手にお似合いの趣味ですね。最後の最後に人となりや本質がわかった気がします。それでは全日本選抜競輪の活躍、期待しております。

山田 ありがとうございます! こんな話で良かったでしょうか? こうした取材は大歓迎です。これからもバンバンお受けしますので、皆さんお待ちしています。あとファンの方々、SNSのコメントはお手柔らかに願います(笑)。

昨年までは“あと一歩”、何かが違う今年の山田庸平は果たして!(撮影:北山宏一)

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