アプリ限定 2024/01/28 (日) 20:00 51
1月8日(月・祝)、岸和田競輪場で2024年初のわんにゃんフェスティバルを開催しました。当日は、古性優作選手が愛犬を連れて遊びに来てくれました!!
このイベントは岸和田市の保護団体さんへご連絡するところから始まりました。
いつものわんにゃんフェスティバルではお世話になっている団体さんと一緒に開催しているのですが、岸和田市には知り合いの保護団体さんがいなかったんです。そこで、地元の保護団体さんに「このような企画を考えています。ご賛同いただけたら、ぜひ一緒にやりませんか」とメッセージをして…。
こういったことは初めてのことだったのでとてもドキドキしました! 団体さんも、いきなり知らない人から連絡がきたらビックリするじゃないですか(笑)。でも、みなさんすごくいい人たちで「ぜひやりましょう!」と返事をくださいました。
こちらの保護団体さんは“人のつながり”がとっても多い団体さんで、お知り合いの方々が様々なブースを出展してくれたんです。キッチンカーを出してくださったり、ワンちゃんと飼い主さんの写真が撮れるフォトブース、人とワンちゃんの整体をしてもらえるブースや、雑貨や食べ物が買える物販ブース…。
これまでわたしがやらせていただくときは「ワンちゃんの譲渡会をどうしようか」ということにばかりに目がいっていたけれど、このように、周りにご飯が食べられるブースがあったり、物販にはワンちゃん・ねこちゃん用のかまぼこが売っていたり! 人用のものもあるから、既にワンちゃん・ねこちゃんを飼っている方はもちろん、これからワンちゃんを飼ってみたいという方も楽しむことができて。“譲渡会”という視点だけではなく、いろいろな角度からイベントを作るというのは新しい発見で、とても勉強になりました。
イベント全体だけではなく、譲渡会の運営でも発見がありました。今回は岸和田競輪場のご協力により、譲渡会の会場にはワンちゃん同伴でも入ることができるように手配することができました。
保護犬の受け入れでは“先住犬との相性”が大切です。先住犬との相性は、譲渡前のお試し期間・トライアルで判断することが多いですが、譲渡会に直接ワンちゃんを連れてきてもらうことで、その場で相性を判断できるというメリットがありました。保護団体さんによっていろいろなやり方があるけれど、こういう方法もあるんだ! と知ることができて嬉しかったです。
譲渡会でのお申し込みは、ワンちゃん・ねこちゃん合わせて15件! あくまでお申し込みの件数で、みんなが新しいおうちに行けるかはまだわからないけれど、たくさんの方に第一歩を踏み出していただけたことは、とても大きいことだと思います。
保護団体さんも競輪場の方もイベントの第2弾を前向きに考えてくださっています。今回の開催を通じて、イベントがもっと良くなるようなポイントも発見したので、ぜひまた実現できるよう、わたしも尽力していきたいと思います!!
今年1回目のコラムということで、"2024年活躍が楽しみな選手"というテーマで書いてみたいと思います。
では早速! 私が楽しみな選手は…高木佑真選手です!!
ゆまちゃんの苗字は漢字で書くと『高木』ですが、読み方は『たかき』。
お世話になっていた高木隆弘さんと私は『たかぎ』なので、高木チームという括りだねという話題になると「ゆまちゃんは、゛(濁点)がついてないんだよなー」と、よく笑い話になっていました(笑)。
現役の頃は同じ鍼の治療院に通っていて、診てもらっていた先生も同じで! でもなかなか直接会う機会がなかったので、先生を通して会話をするという謎な時期もありました(先生は、私は伝書鳩か! とツッコんでいました笑)!
そんな接点があったゆまちゃん。以前から話すとおっとりしているけど、レースになると負けん気が強いところがあるなと感じていました。
デビュー当時は積極的なレースを意識していたように思いますが、途中から少し迷いが出ているのかなと感じる部分もあったので、その時は本来の力がレースで出せていないんじゃないかなと感じたりしていました。
私は積極的なレースが必ずしもいいとも思わないし、かと言って何もしないのもいいと思いません。積極的な走りでも位置取り主体の走りでも、一番大切なのは『自分の走りに迷いがないこと』かなと思っています。言うのは簡単でも、それがとっても難しいんですけどね…(私も苦労しました笑)。
ゆまちゃんはこの部分を強化できたらきっと、さらにレベルアップするんじゃないかなと感じていたんです。
そんなとき、今は高木隆弘さんと一緒に練習をしているということを聞きました。
私は高木さんと練習させて頂くようになって、全てが変わって。練習やセッティングは一から見てもらい、『この人についていけば強くなれるんだ』と心から思えたので全てに迷いがなくなりました。
さらに前検日前日には、同じ斡旋になったメンバー全員と照らし合わせて、こうなったらこうする…と2〜3時間電話で話すというのを、レースの組み立て方を覚えられるようになるまで続けてくださいました。
高木さんの話は目から鱗のことばかりで。とにかく『強くなりたい!』と思っていた私は、練習の苦しさも、高木さんから新しいことを教わる楽しさで乗り切れました。そしてその感覚が、自信へと変わっていったんです!
勝てるようになってからも楽しいことはたくさんありましたが、それと同じか、もしかしたらそれ以上といえるくらい、この“勝てるようになるまでの過程”が楽しかったです!
今、ゆまちゃんはこの段階なんじゃないかなと思うので、これからが本当に楽しみです。聞けば納得するまで教えてくれる高木さんなので、ぜひ貪欲に、そして楽しく今を頑張って欲しいなと応援しています!!
高木真備
Takagi Makibi
元ガールズケイリン選手(106期)。2014年に奈良競輪場でデビューし、玉野競輪場で初優勝する。2016年のガールズケイリンコレクションでファン投票1位を獲得して、優勝。同年末にガールズグランプリ初出場を果たす。2020年には、特別競輪ガールズケイリンフェスティバル(いわき平)で完全優勝し、同年のガールズケイリンコレクション(伊東)も優勝した。ガールズケイリングランプリ2021で悲願の優勝を果たし、2022年4月に引退。現在は動物保護活動をしている。