アプリ限定 2023/12/19 (火) 18:00 27
11月ぐらいから、自宅での“預かりボランティア”を始めました。
預かりボランティアとは、保護団体さんが保護したわんちゃん・猫ちゃんの新しい家族が決まるまでの間、自宅で預かってお世話をする人たちのことです。
保護された動物たちは基本的に団体さんの施設にいるのですが、数が多いと、なかなか団体さんだけの手じゃ回らなくなってきちゃうんですね。場所が足りなかったり、人手が足りなかったり…。
そういったときに、団体さんが一般のご家庭にお任せして、わんちゃん・猫ちゃんを一時的にお世話してもらうんです。預かりボランティアのほとんどは一般家庭の方。資格もいらないし、団体さんから許可が下りれば誰でもなることができます。
もし預かりボランティアに興味を持ってくださった方は、お近くの保護団体さんに相談してみてください。預かった動物たちを譲渡会に連れて行くことがあるので、移動によるストレスを少しでも減らすためにも、近所の保護団体さんが良いと思いますよ。
私が預かりボランティアをしたいと思った理由はいくつかあります! まず、保護団体さんの力になれること。次に、わんちゃん・猫ちゃんが人慣れできるメリットがあることです。
施設にいるわんちゃん・猫ちゃんは、たくさんの子たちがいる都合、ケージの中に入って過ごす時間がどうしても多くなってしまいます。でも預かりボランティアだったら、一般的なおうちで、家族がいて食卓があって…そういう中で生活することができるので、新しい家族と過ごす練習にもなるんです。
最後の理由は、私自身がドッグトレーニングができるようになって、保護された子たちの新しい家族を決めるための力になりたいというのが大きいです。
問題行動があったり、人慣れが難しい子もいるので、その子達が今後楽しく暮らしていけるようにお手伝いしたいと思っています。
でも、まだまだ自分にはドッグトレーニングのスキルがないと痛感しています。こういうわんちゃんにはこういう風に接してあげたらいい! という知見は、いろんな子に会って学んでいくしかありません。
たくさんのわんちゃんを預かってその子たちを譲渡したいというのももちろんですが、預かりボランティアを通していろんなわんちゃんと触れ合って、もっと自分が力になれるように頑張りたいです!
わたしは今、2匹のわんちゃんを預かっています。龍、ぷーもいるので、おうちに4匹わんちゃんがいる状態です。
1匹は、まだ7か月のビションフリーゼの赤ちゃんです。前の飼い主さんはペットショップで購入したのに、10日で手放してしまったそうです。ビションフリーゼはふわふわで可愛い小型犬ですが、実は1日に2時間ぐらいお散歩が必要なんですよ! 小型犬だとお散歩がいらないというイメージで飼う方も多いですが、犬種によってはたくさんお散歩が必要なこともあります。飼う前にしっかり調べることが大切です。
もう1匹は12歳のチワワ。大人のわんちゃんなので手はかからないけれど、人見知りだから譲渡会の参加は難しくて、写真で里親さんを探しています。保護された老犬を看取る“看取りボランティア”というのもあるけれど、この子はまだ12歳だから、なんとか家族を見つけてあげたいんです。うちに来て1か月経って慣れてきたのか、人見知りで吠えることもなくなってきたし、素敵な家族と幸せになってほしいです!
私はこれまで、自宅で飼っていた龍しか世話をしたことなかったから、毎日学ぶことばかり! 問題行動を直すためにはどうしたらいいのかなって、試行錯誤するのはすごく楽しいです。
でも、やっぱりわんちゃんたちは、新しいお家に来る時って、すごいみんな緊張していて。警戒したり、体調を崩しちゃったりすることがあります。知らないところに行くって、すごく怖いことじゃないですか。自分の身に置き換えたとき、急に家族がいなくなって、知らない人のところに行かなきゃいけなくなっちゃったみたいな感じだと思います。
先日団体さんのところへ行ったら、「今、保護した子が亡くなっちゃったんだ…」って言われて。せっかく助けることができても、環境の変化による強いストレスで亡くなっちゃう子もいるんです。
こういった現実を目の当たりにして、わんちゃんたちにこういう思いはさせたくない、極力手放す人がいなくなるように、改めて頑張りたいと思いました。“保護されてよかった”という声もあるけれど、決してよかったわけではないということを、知っていただけたら嬉しいです。
保護動物への働きかけとして1年ちょっとやらせていただいた「わんにゃんフェスティバル」で、嬉しいことがありました。最初は私からいろいろなところにお願いして開催させてもらっていたのですが、最近では競輪場の方から声をかけていただくことが少しずつ増えてきたんです。
そうやって輪が広がっていって、来てくださる方がいらっしゃることも嬉しいし、協力しようと思ってくださる方がいらっしゃることも嬉しいです。「わんにゃんフェスティバル」は、保護される動物たちがいなくなること…動物を手放す人を減らすことにも直結していると私は思っているので、こちらも継続して頑張っていきたいです。
2024年最初の「わんにゃんフェスティバル」は、1月8日(月・祝)に岸和田競輪場で開催する予定です。岸和田市の地元の団体さんとコラボして、楽しい企画を計画中です。ブースがいろいろあったり、キッチンカーがきたりと、お祭りみたいでとっても盛り上がりそうです!
ぜひ遊びに来てください!
今年のGPには清水選手が出場しますね!
私は清水選手とは同期で同級生なんです。そこで今回は応援の気持ちも込めて、現役時代のエピソードを書いてみたいと思います。
実は同期と言っても、私たちが競輪学校生だった頃は男女で話すことが禁止だったので、ほぼ話したことはありませんでした。【男女の私語厳禁!】と張り紙が貼ってあったくらい、先生たちは目を光らせていましたね(笑)。
デビューしてからも他地区ということもあって会う機会があまりなかったのですが、お互いビッグレースに出られるようになってからは自然と会う回数も増えて話すようになったのを覚えています。
話す回数が増えてきた頃、グランプリの前夜祭の時に同期で写真撮ろう! ということになり石井貴子選手と清水選手の3人でカメラマンさんに撮ってもらったんです。清水選手の両腕に私と貴子さんでぶら下がっているポーズで撮りました(笑)。前夜祭はみんなワイワイした雰囲気だったので、とても楽しかったのを覚えています!
その他の清水選手との嬉しかった思い出は、2020年のサマーナイトフェスティバルで優勝できた時に男子の優勝が清水選手だったことです!
同期同級生で一緒に優勝できたということで、本当に嬉しかったですね!
表彰式が始まる直前に敢闘門で待機する時間があって少し話をしたとき、『同期が優勝したから、自分も勝てる(流れがきてる)と思った!』と言ってくれました。
何気ない一言でしたが、そう言ってくれたのが嬉しくて今でも覚えています(清水選手は覚えてるか分かりませんが笑)。
それからはビッグレースで会うと『頑張ろうね』と声を掛け合うことも増えて、同期みんなで活躍したいな!という気持ちも大きくなっていたなと思います。
清水選手は昨年グランプリ出場できませんでしたが、今年はしっかり出場権を獲得しました。
あくまでこれは私の経験にはなりますが…
グランプリに出続けている時よりも出られなかった次の年の方が全てにおいて気持ちが強くなりました。
だから今の清水選手は一昨年よりも全てにおいてパワーアップしているんじゃないかなと思っています…!!
冬の立川で大暴れしてグランプリ優勝することを期待して、応援したいと思います!!
高木真備
Takagi Makibi
元ガールズケイリン選手(106期)。2014年に奈良競輪場でデビューし、玉野競輪場で初優勝する。2016年のガールズケイリンコレクションでファン投票1位を獲得して、優勝。同年末にガールズグランプリ初出場を果たす。2020年には、特別競輪ガールズケイリンフェスティバル(いわき平)で完全優勝し、同年のガールズケイリンコレクション(伊東)も優勝した。ガールズケイリングランプリ2021で悲願の優勝を果たし、2022年4月に引退。現在は動物保護活動をしている。