2023/09/07 (木) 08:00 7
我が家のまわりでは鈴虫やコウロギの鳴き声が聞こえだし、秋の訪れを感じるようになってきた。昔から「秋の日は釣瓶(つるべ)落とし」と言われるとおり、日が沈むのがめっぽう早くなった。立川記念がこの時期に行われるのは記憶にないが、主力をみても新旧の豪華メンバーが揃い、激戦が想定される。
北日本は新山響平に守澤太志の連係が望め、平原康多にはオールスター覇者の眞杉匠がいる。眞杉は覇者として追われる立場になり、「受け身のレースになっちまわないか?」が気がかりだ。これに犬伏湧也、清水裕友に山崎賢人の参戦! 盛り上がらねーはずがねえ!
直線の長い立川バンクだもの、ゴール前の強襲逆転はザラにある。穴党も存分に楽しめること受け合い。上位陣を追従するのは向日町記念の逃げ切り優勝で勢いを増した北井佑季になる。また、攻めはタンパクだが、カマシまくりの破壊力は一級品の根田空史。展開を生かせれば大物食いが可能ダネ!
それと森田優弥と佐々木悠葵の自力自在戦を挙げないわけにはいくまい。そして妄想先取りには大川剛を取り上げる! 積極的な走りが売りで、結果も残し始めた! 伸びしろがあり、北日本を牽引できる存在だ。
直線長いとくれば追い込み陣に目を向けねばだべ!? 南修二、渡部幸訓、地元で気を吐く鈴木竜士、小原太樹、自在に攻める佐々木真也! 挙げればキリがねえから、ここらで一旦止めとくべ!
初日の妄想先取り推奨レースは9Rだべ! いつものようにまずは並びから。①大川剛-⑤山崎芳仁-⑦川津悠揮の北日本トリオ、②野田源一は単騎、⑨川口雄太-③久保田泰弘の中四国コンビ、④能代谷元-⑥本多哲也-⑧大塚英伸の南関勢という並びだ(⇐①⑤⑦・②・⑨③・④⑥⑧)。
スタートは大川が早く、ほぼほぼ枠なりで行くべ。勝負どころで南関勢の先頭を任された能代谷が押さえに行く。これに合わせ野田が切る展開になるはず。そうなれば大川の巻き返しは容易い。番手山崎が抜け出し恵まれる。大川の残り⑤-①に野田の強襲逆転②=⑤! ここが本線になる。
では妄想は? 野田が切るってところまでは想定内。そこで川口が出て大川に飛びつくってわけだ! そうなれば山崎は捌かれちまう。大川が逃げ切るのはあるが、直線の長い立川だし! ボックスで①②③⑨を推奨! これが妄想先取りの〆! 初日から狙うとするベ!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。