2023/06/24 (土) 08:00 8
先ずは岸和田の高松宮記念杯を連覇した古性優作選手、おめでとうございました。初日の落車で窮地に立たされたが、これをはね除けた精神力は称賛に値する。決勝戦は脇本雄太が男気を感じさせる突っ張り先行に打って出た。これは誰も予想してなかったのでは…?
脇本の心中を計ることはできないが「平塚ダービーの轍は踏むまい」がこの作戦になったのだろう! しかも地元ふたりに任され、「近畿の絆と牙城を守るにはこれしかない」の思いだったのでは?
さて、久留米記念中野カップはSS班の新田祐大、脇本雄太、新山響平が参戦。優勝争いはこの3人に絞られるのでは。その他上位陣では成田和也、東口善朋、オグリュウ、地元北津留翼、をあげておこう!
脇本は承知のとおりだが…。新田の新境地と言うべきか、宮記念杯の走りはタマゲタ! 外並走から仕掛け、出ていくダッシュ力は格下相手には通用するのはわかるが、このGIクラスでもやれるのか…!と驚愕した。
青龍賞でも坂井洋に突っ張られ、中団外並走から再度仕掛け飲み込んでしまった強さ…! 失格で帰郷することになったが、あれがなければもしかして、と思っちまう。新山と連係できるここはV候補筆頭にあげておきたい。
さて妄想先取りの本題“ダークホース”を考えていくべか。伊藤颯馬、松岡辰泰、伊藤旭の若手自力型は地元地区結束ならひょっとしてあるんじゃねえか? 軽視はできず、ライン構成やシリーズの動向とともに見極めていきたい。
追い込み型は渡部幸訓の差し脚に注目している。コース見極めての突っ込み高配当が期待大。それと隅田洋介の自在戦は要警戒。展開次第では番手飛びつきあり! ここも高配当を演出するひとりになるか。取鳥雄吾と連係できれば尚更チャンスの目が拡がるだろう。
久留米のバンクなら武田亮の逃げも侮れずだね! それと黒沢征治だ。武田との連係なら上位陣を脅かす存在になるはず。そして最後に後藤大輝の名をあげたい。特昇を果たした後藤はこの記念で全国区に名前を売り出すチャンス。タイムも申し分なく、逃げて十分通用する。シリーズ4日間、後藤を追ってみるのも良いのでは!?
妄想先取り推奨レースはシリーズのオープニングレースだ! 後藤がどのような走りを見せるのか楽しみにあれこれと考察する。何はともあれ並びからだ。①後藤大輝-⑦坂本健太郎-④藤田剣次の地元福岡トリオ、⑤坂本貴史-②青森伸也、⑨山中秀将-③高橋雅之、⑥吉本哲郎-⑧三登誉哲の四分戦となっている(⇐①⑦④・⑤②・⑨③・⑥⑧)。
枠なりでスタートを決めるとすれば、前述の並びになる。これなら後藤が突っ張り先行でライン上位独占が有力になるだろう。マークの坂本健との直線勝負で①=⑦-②③④⑤でいける。吉本あたりに叩かれ、後藤が素早い巻き返しなら坂本貴の先まくりか飛びつきもあるぞ! そうなれば①=⑤-②③⑦⑨で決まるか。
では妄想先取りは!? 後藤が初の9車立てレースでテンパると…!? 吉本が切り、山中が出れば坂本貴の先行になるだろう。そうなれば山中のまくり炸裂! ⑨=③-①②⑤⑧でいける! 後藤は強いからビビって①②③⑨ボックスを押さえるべー!
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。
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