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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【北条早雲杯争奪戦予想】穴党は無理禁物! 準決勝が示す“南関は鉄壁なり”/決勝レース展望

2023/04/16 (日) 12:00 13

小田原競輪場で開催されている「北条早雲杯争奪戦(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は16時30分発走予定。

“守澤乗り”が流行しているらしい

 初日失格した松谷秀幸を除き特選8選手が順当に準決勝へ駒を進めた。地元勢は郡司浩平を筆頭に松井宏佑、福田知也、内藤秀久、和田真久留、北井佑季、佐々木龍に静岡の深谷知広まで加えて8人が準決勝へ。「地元勢は決勝戦へ何人が勝ち上がるのか? 全員が勝ち上がったらどう並ぶ?」とか「SS班の新田祐大や守澤太志が黙ってるはずねー!」とか「それは他の特選組、吉澤純平も眞杉匠しかり」などなど思いを膨らませて、ひとり勝手に悩んでいたが!

 決勝進出はならなかったが、とりわけ守澤は相変わらずの安定株。どんな展開でも対応するセンスの良さは誰しも認めるところだよ! その守澤が発見した(?)乗り方が選手たちの間で流行しだしている!『守澤乗り(※オレが勝手に命名)』について詳しくはわからないが、とにかく自転車がスムーズに進むんだと! オレの中の好奇心の虫がウズき、機会があったら跨いでみたい衝動に掻き立てられちまってるよ!

勇敢だった北井佑季

 準決勝を振り返る。10Rは飯野祐太に出られ、北井がインで粘る。守澤に挑んだ勇敢さは、今後の北井にプラスになったはず。守澤は競り勝ったがそこまで…! 結果は眞杉が一気の仕掛け雨谷一樹の流れ込み。

 11Rは新田が前受けから松井とダッシュ戦に持ち込む。松井マークの福田はたまらず離れ新田が番手に! こうなれば新田のモノ。バンマクを打って和田が流れ込み、佐々木が内を突き3着。12Rは深谷が前受けから突っ張り、郡司が抜け出し、3番手の内藤の流れ込み、逃げた深谷が3着に残りライン上位。

妄想先取りレース実況! 穴予想はお手上げ状態の一戦か

 まずは決勝戦の並びを整理整頓するべ。③新田祐大-⑨和田圭の北日本コンビ、栃木勢は②眞杉匠-④雨谷一樹、地元南関勢は⑤深谷知広-①郡司浩平-⑧内藤秀久-⑥佐々木龍で結束、大阪の⑦神田紘輔は単騎となった(⇐③⑨・②④・⑤①⑧⑥・⑦)。これで深谷に前を取られたら!? 準決勝と同じ結末になるはず。押さえにきた眞杉を突っ張り、郡司-内藤(①-⑧)の突き抜けが本線。新田がまくり上げて郡司=新田(①=③)まで。

 妄想ってなれば…。今回は穴党には手厳しいだろうね。新田がスタートを決めるならどうか? 中団に深谷が構えるとする。この展開なら眞杉が深谷に蓋をして逃げる。巻き返す深谷と眞杉がもがき合うってことに! となれば新田がまくり和田の流れ込み③-⑨ってところかね。はたしてこれが妄想になるかは疑問だが、これぐらいじゃねーの!?

恒例のタケノコ雑談〜予想じゃないハナシ〜

恒例行事のタケノコ掘り(写真:本人提供)

 流行している“守澤乗り”は画期的らしいが、タケノコ掘りにも画期的な救いの手が欲しいところ! 先日、後輩たちと毎年恒例のタケノコ掘りに行ってきたが!

急斜面でもなんのその! 余裕の伊勢崎彰大(写真:本人提供)

ガタイがすげえぞ野口裕史(写真:本人提供)

 今のところ「地道にコツコツ」とタケノコを掘る、これしか手がねえ! 鍬(くわ)を振り下ろした瞬間、一撃でタケノコが掘れる画期的な方法を発見したら特許モンかも? 誰か発明してくれ(笑)。それじゃあ今回はここまで! ウマい車券予想もヨロシクどうぞ!

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吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

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