GIIIのナイター開催を愉しむ

　余談だが、この時季になると疼きが始まる！ 疼きが日を追う毎に増し、いても立ってもいられないソワソワ感に、自分をコントロールすることが困難になってくる。それは30年以上に渡り続けている「タケノコ掘り」のこと。2時間かけて竹山へ向かい、一心不乱に掘る、掘る。カミサンは「またビョウキが始まったね！」と呆れ果てる始末。だがこれには頑と抵抗し「趣味だ」と言い張るが、周りはカミサンを支持してるようだ(-^-)

　そんなオレにとって「四日市ナイターGIII開催」は好都合で有難い。朝タケノコ掘りで汗を流し、昼はタケノコ飯を食い、午後から四日市ナイターで脳を活性化と、1日で2度おいしい思いができる。いや、レースは夜も続くから3度おいしい！

準決勝、松浦の修正力に驚愕

　10Ｒはスタート牽制で平原康多の前受けになる。中西大が根田空史を出させず主導権を奪取。脚を使い近畿ラインに切り替えた平原が、間髪入れずまくって出たが、稲川翔がこれに合わせ番手まくりを打つが平原、諸橋愛に飲み込まれた。平原は一言で言えば隙がない！

　11R、皿屋豊が小松崎大地を強引に叩き風を切り、浅井康太が抜け出し、守澤太志が突っ込むという順当な結果。12Ｒは深谷知広の逃げ、和田健太郎のブロックを耐え、松浦悠士がまくり切った。ウイナーズは完調とは思えなかったが…。短期間のうちにここまで立て直す修正力の高さは驚愕と言える。

　本題に入るが、上位陣の力はご覧の通り”抜けてる”。決勝のみどころは「手の内を知り尽くす相手にどう戦うか？」。個々の戦略がモノを言い、明暗を分けることになるだろう！ さて、その戦略をどう紐解こうか？

妄想先取りレース実況！ 中四国を見つつ、地元浅井も気になる

　まずはライン形成だが、東日本は②深谷知広-⑨守澤太志。単騎となる①浅井康太。関東コンビの③平原康多-⑤諸橋愛。⑦松浦悠士-④原田研太朗-⑧香川雄介-⑥福島武士の中四国は4車。(⇐②⑨・①・③⑤・⑦④⑧⑥)

　地元優勝をもくろむ浅井は深谷知広の先行と読むはず。そうなれば3番手を確保し、優勝に届く最善策をとるだろう。(深谷の)番手を回る守澤がまくってくる平原、松浦をブロックする。浅井は空いた内に突っ込めれば、なおさらVチャンスが広がる。

　かたや平原は当面のライバルを松浦に絞り、松浦より前を狙う作戦だろう。松浦を後方に置けば仕掛けが早まり、深谷との主導権争いを誘える。そこで平原にまくるチャンスが生まれる。クレーバーな松浦のこと、そのあたりは予想しているに違いない。深谷を叩いて逃げ、中四国ラインで決める事を優先順位の一番に置くはず。

松浦がライン上位独占を優先するとき

　初手は②⑨、①、③⑤、⑦④⑧⑥となり、勝負どころでは⑦④⑧⑥、③⑤、①、②⑨で動いていくと見た。松浦がライン上位独占を優先させるとなれば主導権を取り逃げの一手。となれば原田研太朗はかぶるのを嫌い、早めの追い込み策に出るだろう。そして、今シリーズ通してデキのいい香川まで連れ込む可能性もある。原田Vは十分に見ておく必要がある！

平原が松浦を後方に置くとき

　平原が松浦を後方に置くパターンは松浦を切って、深谷を出させる。勝負どころでは②⑨、①、③⑤、⑦④⑧⑥となり、松浦のまくりに合わせ平原が出ていくだろう。守澤がブロックすれば、内を突いて地元・浅井のVロードが生まれる。浅井から守澤、諸橋、平原あたりで買っておくのはどうだい(^^)？

オレの妄想は(孟宗竹・もうそうちく)が最盛期を向かえる季節限定かも…!?

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