2022/11/13 (日) 15:00 4
四日市競輪場で開催されている「泗水杯争奪戦(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は20時35分発走予定。
「食欲の秋、スポーツの秋」と言われていたが、もう立冬を迎えちまった。少し前だが、日頃「頭とツラと性格以外に悪いところはない!」と豪語しているオレに、カミサンが「たまには病院で検査をしたら!?」と促され、予約もされちまったし、しぶしぶ検査に行くことになった。
CTだかMRIだか忘れたが、内臓をくまなく覗かれ、結果は内臓脂肪が腹の中を占拠している始末(ToT)。画像を見た先生が「こりゃ内臓脂肪を掃除機で吸い取るレベルだよ!」だって。ヤバ!
やっぱり怠惰な生活が祟ってこうなっちまったてわけだ。改善方法を聞けば「歩く事」とキッパリ。したがって慌てて散歩をする事に…。三日坊主にならず今も続けているが、大人のミルク(酒)はやめてない、いや、やめられない(^^;)。次回の診察までには改善してる事を望むが…。あれ? 話が変な事になってる!(笑)。
四日市記念に戻そう! SS班古性優作、平原康多、守澤太志、宿口陽一4人を迎え撃つのは、浅井康太を軸に結束する“地元地区”の図式だ。ところが、二次予選で波乱がおきた。なんと、優勝候補の一翼を担う平原がだよ! 地元の坂口晃輔を連れ絶妙のタイミングで仕掛けたのに…。ゴール前に失速7着に沈んじゃった(ToT)。
この光景を目の当たりに「( ; ゜Д゜)」となったのはオレだけではないはず。
二次予選が終わり初日特選を制した北津留翼に、伸び脚抜群の守澤、古性と地の利ある浅井が優勝を目指し混戦模様になってきたぞ! もちろん連覇を狙う坂井洋もそのひとりだ!
さて優勝を占う準決勝を振り返ってみっかね!
10Rは宿口が橋本優己を出させ中団を取ったが出れず。北津留も後方でなす術なし。橋本を目標の坂口が抜け出し村田雅一が流れ込みライン上位独占。坂口の伸び脚に、地元にかける並々ならぬモノをみたが!
11Rは坂井が先行体制を取り松井宏佑が先制すると、守澤が松井の3番手で望月を捌き、坂井を迎え入れる。思わず「うまい」とこぼれたぞ! 4コーナーは踏み合いを制し坂井が突き抜けた。連覇のかかる坂井も上々のデキだよ!
12Rは、逃げる高橋晋也を中団から古性がまくり浅井が差し切り人気に応えた。
決勝戦の並びを整理していく。
⑥橋本優己-②浅井康太-⑤坂口晃輔の中部ライン、①古性優作-⑧村田雅一の近畿コンビ、⑨小原太樹-④福田知也の神奈川コンビ、⑦坂井洋-③守澤太志の東日本タッグの細切れ戦(⇦⑥②⑤・①⑧・⑨④・⑦③)となっている。
地元を背負う橋本は責任重大! こりゃ逃げるしかねーだろ。浅井が番手から出れば坂口の逆転まであり②浅井=⑤坂口だよね! 中部を追うのは古性だろう。橋本のカカリ次第で、古性はまくるか直線勝負に持ち込む。すると②浅井=①古性だよね! 連覇をかけ、まくり勝負の坂井に乗る守澤の突っ込み②浅井=③守澤までが本線。
今回も妄想先取りは厳しいかな…。まあ捻りを入れながら妄想をすれば! スタートを古性が取り中団は橋本ライン。小原が切り、準決勝で守澤に面倒をみてもらった坂井が腹をくくって主導権なら逃げても強いぞ! するってーと守澤のVに神奈川両者の絡みってことになるかね!
じゃあどっち? と絞れば脚をためる福田がやや優勢になるべ。もう少し捻って守澤が坂井を庇うと逆転もありそう…。ここは守澤、小原、福田のボックスを押さえ妄想先取りの〆って事になるかね(_)。
連覇を狙う坂井が、橋本を相手にそこまでやれば「ザ・競輪」なんだけどねー!
果たして地元を背負う橋本に、そんなゆるい走りってあるんだろうか…。
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。