閉じる
吉井秀仁の妄想先取りレース実況

【高松宮記念杯競輪予想】岸和田の熱い声援を受けて古性優作が躍動する! だが小松崎の思惑次第では九州勢に好展開/決勝レース展望

2022/06/19 (日) 12:00 4

岸和田競輪場で開催されている「高松宮記念杯競輪(GI)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は16時30分発走予定。

岸和田のファンは熱い!

 コロナウイルス感染が一頃よりも落ち着いてきたのかな? と思えるが…! 今でも業界は徹底した対策を施し開催にこぎ着けている。長い道中を考慮すれば飛行機の選択肢はあったのだが、感染予防を第一に考え、車で岸和田へやってきた!「やれるべき自己防衛はやる」の姿勢を貫くのは変わらずだよ!

 ファンのマスク姿も当たり前の光景になり、車券を握り一喜一憂する姿は本場ならでは! 初日予選で地元神田紘輔、岡崎智哉が勝ち、場内はバリバリの関西弁が飛び交い大盛り上がりをみせていた。岸和田のファンは熱いねー!

 こっちも時折インチキ関西弁を駆使するんだけど、まだまだアマイ。西特選は古性優作が野原雅也を使いまくったときの歓声もスゴかった!

初日から熱いファンの声援がGIを盛り上げている(撮影:島尻譲)

ルールの中での“フェアプレー”を切に願う

 さて、準決勝の振り返りだが…。準決勝は9Rを除く3個のレースで落車が続く事態…。2着上がりの狭き門につき、厳しいレースになるのはわかる。「真っ直ぐ走って」とは言わない。

 だが! ルールの中でのスリリングな競走が観戦する側に感動を与える! ラフプレーは選手ばかりかファンも泣く! 決勝戦こそフェアプレーで高松宮記念杯競輪を締めくくってもらうことを切に願わずにいられない。

妄想先取りレース実況! 小松崎の心持ちが大きくレース展開を分けるだろう

 さあ、妄想先取りと行ってみるか! 並びは地元①古性優作が単騎、⑨郡司浩平-②諸橋愛の東日本、⑥小松崎大地-③佐藤慎太郎-④成田和也の北日本トリオに⑦山田庸平-⑤荒井崇博-⑧園田匠の九州勢となった(⇐①・⑨②・⑥③④・⑦⑤⑧)。

 スタートは素早い慎太郎さんが取り、古性が中団。ここに郡司-諸橋と続くだろう。山田が切り、郡司が叩き、小松崎が主導権だ。古性は福島勢を追走! 古性の後は郡司が追う。山田に合わせ古性がまくり、郡司との①=⑨直線勝負が本線。古性に切り返る慎太郎さんの①-③。山田が先制し、荒井との①-⑤までがオレのオーソドックスな予想になる。

 だが、ここからが妄想の真髄ときたもんだ!「ボチボチオレにもチャンスが巡ってきたのかな?」と小松崎が先行体制になって流せば…!?

北日本ライン先頭の小松崎大地(撮影:島尻譲)

 そこに来るのは山田しかいねー。となれば、荒井が悲願のVへ怒濤のバンマク。今開催なにげにツキがある園田が流れ込み⑤-⑧! …といきたいところだが、ゴール前で園田が差し切り⑧-⑤になっちまい、荒井の野望を打ち砕く。過去にGIを獲ってる“強み”がここで発揮されるってわけだ!

気配良し! 九州3番手の園田匠にチャンスがある(撮影:島尻譲)

レース情報はこちら

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

バックナンバーを見る

質問募集

このコラムでは、ユーザーからの質問を募集しております。
あなたからコラムニストへの「ぜひ聞きたい!」という質問をお待ちしております。

吉井秀仁の妄想先取りレース実況

吉井秀仁

Yoshii Hidehito

千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。

閉じる

吉井秀仁コラム一覧

新着コラム

ニュース&コラムを探す

検索する
投票