2022/06/12 (日) 15:00 2
松戸競輪場で開催されている「燦燦ムーンナイトカップ(GIII)」の決勝レース展望をお届け! 決勝は20時35分発走予定。
「ビッグボス」が今年の流行語大賞じゃねーか? なんて思うが…! 対して競輪界の流行語大賞は「ビッグモンスター脇本雄太」じゃねーのか? オレが勝手につけただけなのだが(^o^)丿
ビッグモンスター脇本の1人舞台に「2着争いは誰?」の様相に見えちまう。が、ここに立ちはだかるミラモン(ミライモンスター)たちがいるぞ。今シリーズは山口拳矢、犬伏湧也、菊池岳仁にオールドルーキー野口裕史らミラモンがめじろ押し! 臆する事なく戦いを挑めば、ひょっとすると…! 開催前はそんなことを考えてたっけ。
しかし一次予選でよもやの波乱…! 11Rの犬伏湧也が松坂侑亮に先手を取られ不発に終わった。トップスピードにモノを言わせる犬伏だが、これが過信に繋がり裏目に出た。逃げ有利な松戸バンクの怖さを二次予選でも味わい、苦手意識が芽生えたのでは? かたや脇本は『力の違い』を見せ圧勝! ミラモンたちの走りに注目しつつ、ナイターを楽しもうじゃねーか。
さあ、ここで準決勝を振り返る。10Rは野口が前受けから林を突っ張る。菊池が豪快にまくりライン決着。11Rは細切れ戦でヤマケンの前受けだったが…! 犬伏の先行体制を高橋晋也が叩き押し切った。勝利者インタビューでも優勝宣言が出るほどのデキの良さに、ひょっとすると…の予感が! 12Rは脇本がまくり圧勝。『力でねじ伏せる』とは、まさにこの事だね!
「ここで緊急のお知らせがあります。今週の妄想先取りレース実況はお休みします」と言いたいところだが、まあやってみるべ(>_<)!
まずは並びから。単騎①脇本雄太。⑦高橋晋也-④阿部拓真の北日本コンビに③青野将大-⑧加藤圭一の神奈川タッグ。②菊池岳仁-⑨久木原洋-⑤横山尚則-⑥真崎新太郎の関東4車となっている(⇐①・⑦④・③⑧・②⑨⑤⑥)。脇本1強、展開不問で素直に2着捜しといきましょか。
スタートは枠なりで脇本。青野が切り、高橋が出て4車の菊池が逃げる。中団の高橋がまくり、その上を脇本が行ってしまう。脇本-高橋軸に脇本-久木原、脇本-菊池までが本線の狙いかね! でもね! 競輪はバ・ン・テ! 33バンクに棲む魔物がビッグモンスターを退治することも…!? 前走の川崎で好走した久木原がいる。もしも高橋が脇本を警戒し、仕掛けを遅らせれば!? しかも菊池は「まくらせまい!」とフルスロットルで最終バックを通過するなら…!? 番手でヌクヌク恵まれるのは久木原しかいねー。
(あくまでもこの条件が揃ったら)久木原-横山、久木原=高橋もあるかもしれないぞ。内を突く阿部で、久木原-阿部がウルトラ妄想車券かね! う〜ん、まあツラい! 今回もツラい妄想だんべ。ビッグモンスターのワッキーじゃなければ、これもアリなんだけどねぇ(~_~)
吉井秀仁
Yoshii Hidehito
千葉県茂原市出身。日本競輪学校第38期卒。選手時代はその逃げるスピードの速さから「2週半逃げ切る男」と称され人気を集める。1978年競輪祭新人王戦を制し、翌年も小倉競輪祭の頂点に立つ。1980年の日本選手権は完全優勝、1984年オールスター競輪でも覇者となり、選手としての一時代を築き上げた。現役引退後はTV解説者やレポーターとして活躍、競輪場での予想会イベントやYoutubeのライブ配信なども精力的におこなっている。ファンからは「競輪客のような解説者」と親しまれており、独特のひらめきによる車券戦術を数多く披露している。