【予想レース】
6月18日(土) 岸和田競輪8R　高松宮記念杯競輪(GI)S級特選

①稲川翔(90期＝大阪・37歳)
②清水裕友(105期＝山口・27歳)
③菊地圭尚(89期＝北海道・42歳)
④稲垣裕之(86期＝京都・44歳)
⑤内藤秀久(89期＝神奈川・40歳)
⑥坂本健太郎(86期＝福岡・41歳)
⑦新山響平(107期＝青森・28歳)
⑧村田雅一(90期＝兵庫・37歳)
⑨井上昌己(86期＝長崎・42歳)

【並び予想】
←①④⑧(近畿)②⑨⑥(混成)⑦③⑤(混成)

リターンよりもリスクのほうが高い清水の「不発」を狙う！

　初日の西日本特選が7着で、二次予選でも6着という結果に終わっている、このシリーズでの②清水。とはいえ、いずれも自力ではなく番手からのレースだったのもあり、調子がいいのか悪いのかが判然としない面がある。二次予選は、ライン先頭を任された町田が後手を踏んだのもあって、かなり巻き返すのが厳しかったレース。それだけに、負け戦で自力となるここは②清水を見直す…という雰囲気が強まりそうだ。

　しかし、最近の清水選手は自分でもコメントしているように、初日で流れに乗れないとうまく切り替えられないような面がある。それに、自力のレースをしていないので、デキについても何ともいえない。もしかすると、ここで調子をガクンと落としてしまっている可能性だってあるわけである。

　それでも、S級S班という“看板”の効果は絶大。リスクとリターンのバランスを考えると買いづらいにもかかわらず、なんだかんだで②清水が人気の中心となる可能性は高い。ならばここは、

思いきってこのラインを蹴飛ばすほうが面白い。②清水はもちろん、その後ろを固める⑨井上や⑥坂本もいっさい買わないという前提での勝負をオススメする。

　逃げる可能性が高いのはやはり、北日本の⑦新山。準決勝には勝ち上がれなかったが、彼らしい積極的なレース運びで4着、4着という結果で、デキはけっして悪くない。ここもアグレッシブな走りで主導権を奪って、いい粘りをみせてくれそうだ。ただし、押し切って勝てるかどうかについては微妙なところで、番手を回る③菊地が直線で差す確率や、捲ってくる近畿ライン先頭の①稲川の強襲が届く確率のほうが高そうな印象を受ける。

　以上の理由から、ここは1着に①稲川と③菊地、2着に⑦新山を固定したカタチでの3連単フォーメーションでの勝負を推奨。③⑦からの買い目はスジなのでそこまで配当が跳ねることはないだろうが、②清水を蹴飛ばすことで悪くないリターンは得られるはず。また、スジ違いの①⑦から流す車券は、3着次第ではかなり配当がハネるケースもありそう。狙ってみる価値は十分にある。

　②清水を3着にだけマークするのもナシではないが、配当が安くなりそうなここを狙うくらいならば、3連単ではなく2車単で①③→⑦の2点を買ったほうが割はいい。逆に、積極的に高配当を狙っていきたい場合には、もっとも紛れる3着については、②清水以外の全車を買うくらいのほうがいいはずだ。

【推奨買い目】
①③→⑦→①③④⑤⑧(8点)