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【未来の競輪スター候補】選手になるまでポッキーは我慢!あどけなさに隠れた競輪への熱意 神戸暖稀羽候補生

2022/06/06 (月) 18:00 16

5月28日に日本競輪選手養成所の入所式が行われた。今年入所した123期・124期生の中から、神戸暖稀羽(かんべ・ののは)候補生を紹介する。(構成・netkeirin編集部)

神戸暖稀羽候補生(提供:公財JKA)

 自転車競技部出身の神戸候補生は、高校在学中から「ホワイトガールズプロジェクト(WGP)」に参加していたという。WGPとは、北海道所属のガールズ選手を増やすべく、選手会や函館けいりんが中心となり養成所合格をサポートするプロジェクトだ。OGには伊藤のぞみ選手をはじめ、今年デビューした畠山ひすい選手などがいる。

ーーホワイトガールズプロジェクト(WGP)では、どんなふうに練習していたんですか?

 高校に通いながらだったので、夏休みとか部活の後とかに参加していました。

 部活(自転車競技)とは違い、WGPは男子の競輪選手の方も含めみんなで練習するという感じでした。本来アマチュアはバンクに入ることができないのですが、プロジェクトに入ることでバンク練習することができました。プロの選手に教わることってないですし、貴重な経験でした。

ーー中学1年生の時に「競輪選手になるまで大好きなチョコレートを我慢する」と決めたそうですね。晴れて選手になったら食べたいものはなんですか?

 一番好きなチョコレートがポッキーの極細なんです。それがめっちゃ食べたくて!

 あとは本場の6粒で2,000円とかの高級なチョコレート。そこらへんでは買えないようなシェフが作ったチョコを、どうしても食べたいです(笑)。

ーーこれから始まる競輪選手養成所生活。どのように過ごしていきたいですか?

 短距離には自信があるんですけど、2kmとか1周半とかはほんとに自信がなくて、タイムもすごく遅くて。

 今まで自転車競技をやってきたときには500mのタイムトライアルとかで勝負していたからよかったのですが、競輪選手になったら短距離だけ早くても絶対に勝てないってわかっているので。この10か月でとにかく持久力をつけ、ジャン先行しても勝てます! みたいな選手になりたいです。


 まだ高校を卒業したばかりであどけない表情の神戸候補生だが、競輪選手を目指す強い意志がみなぎっていた。

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