【決勝は細切れ戦に!地元は谷口、上田国が優出】四日市競輪G3ナイター(準決勝)レポート【9選手のコメント掲載】

2025/06/14(土) 23:25

2025年6月14日 四日市競輪
大阪・関西万博協賛
ベイサイドナイトドリームG3(3日目)

※ナイター開催

※同時開催の4日制ガールズケイリンの準決勝レポートはこちら

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【四日市競輪G3(3日目)10R=S級準決勝】
赤板過ぎに栗山和樹が堀江省吾を抑えていく。赤板過ぎ2コーナーから久保田泰弘が踏んでいくが、栗山が合わせて先行態勢へ。最終HSで堀江がスパートし、栗山を叩いて主導権を奪う。堀江、河村雅章の関東両者に、簗田一輝が3番手へ追い上げる。直線で河村が抜け出して1着。柴崎俊光を追った中部3番手の上田国広が外から伸びて2着。簗田が3着に入線した。3連単は22万円台の高配当決着となった。

1着/河村雅章(S1・東京92期)
今回成績:特4・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:9回目(23年8月京王閣以来)

(初手は)後ろより、前か中団の方がいいかなと。(堀江省吾が)無理やり行ってくれたので、前に出切ってくれて良かった。あのスピードだとバックからは仕掛けて来ないと思ったのですが、車間を空けられなかったです。(堀江を)残したかったのですが。体は、日に日に良くなっている感じがあります。

(決勝は)自分で。なんとか競輪祭の権利を取れるように頑張ります。

2着/上田国広(S2・三重89期)
今回成績:一2・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(10年12月広島以来)
(柴崎)俊光が行ってくれたから、そのおかげですね。最後は、なんとか一人でも、俊光があれだけ行ってくれたので、せめて僕だけでもと思いました。体の感じは今ひとつですけどね。地元記念決勝は、最初で最後でしょう。こんなチャンスはないと、番手のつもりで走りました。

(決勝は)谷口遼平君の後ろ。頑張ります。

3着/簗田一輝(S1・静岡107期)
今回成績:一2・二2・準3
G3優勝:1回(23年6月向日町)

(栗山和樹か、堀江省吾の)突っ張りがあるのかなと思い、中団を選んだのですが、(栗山が)すんなり引いたので、中団に切り替えを考えていました。(最終)2コーナーで内を決め、単独で3番手になったので良かったですね。結果、山賀(雅仁)さんと決められていない、単騎も二人いたし難しかったですね。状態は、初日、2日目に比べ、今日は自力だった分、キツかったのですが、自分で動いて位置を取り、最後は追い込めたので悪くないと思います。

(決勝は)野口(裕史)さんの後ろ。番手。1走、1走を頑張ります。

◆10Rレース結果

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【四日市競輪G3(3日目)11R=S級準決勝】
赤板過ぎに野口裕史が脇本勇希を叩いて、先手を奪取していく。野口の先行で、4番手に脇本、7番手に原田研太朗の隊列で打鐘、最終HSを通過。最終BS前から脇本が捲りを打つと、野口マークの東龍之介がけん制。脇本が不発と見るや、マークの中井俊亮は最終4コーナーで前に踏む。中井も差し迫るが、逃げた野口が粘り込み1着。2着に中井、3着に東が入線した。

1着/野口裕史(S1・千葉111期)
今回成績:一1・二3・準1
G3優勝:1回(21年4月西武園)

(最終HS過ぎは)出てから自分のペースという感じでした。後ろのことは分からなかったのですが、気配で踏み直しました。状態は、最近の中で一番いいと思うのですが、トップスピードなどは練習不足を感じるところがありますね。

(決勝は)自力。いつも通り頑張ります。

2着/中井俊亮(S1・奈良103期)
今回成績:一4・二3・準2
G3優勝:0回
G3決勝:4回目(25年3月四日市以来)

脇本(勇希)君に任せての競走で、自分にできることと思いました。(最終BSは)脇本君もかかっていたし、脇本君も脚に余裕のある状態だったように見えましたが、(最終2センターは)自分の判断が早かったのかなと。集中しては走れています。

(決勝は)自力。しっかり狙える位置から仕掛けたいと思います。

3着/東龍之介(S2・神奈川96期)
今回成績:一2・二4・準3
G3優勝:0回
G3決勝:8回目(24年2月高松以来)

道中、野口(裕史)さんは落ち着いていて、内をシャクられても動じずでした。今回は、同県の村上(直久)さんに番手を回らせてもらい、二人が勝ち上がれましたが、素直に喜べないなと思います。

(決勝は)南関東の3番手。

◆11Rレース結果

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【四日市競輪G3(3日目)12R=S級準決勝】
赤板で鈴木薫が纐纈洸翔をかわすと、和泉尚吾が動き、さらに佐藤博紀も仕掛けて先頭を奪取する。7番手になった纐纈は打鐘過ぎからスパートするが、鈴木も合わせるように仕掛け、先頭の佐藤もペースを上げて先行態勢に入っていく。佐藤と鈴木の先手争いになる中、纐纈マークの谷口遼平が最終BSから自力に転じて、前団を捲り切り1着。谷口追走の古賀勝大が2着。和泉マークの渡部哲男が後方から大外を伸びて3着に入線した。

1着/谷口遼平(S1・三重103期)
今回成績:一2・二1・準1
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(21年10月熊本記念in久留米以来)

(纐纈洸翔が)無理やり出ていった感じでした。若干、合わされ気味に進んで行っていたので、頑張れと思いましたが、一発けん制を喰らっていたので。自分は、纐纈が頑張ってくれた分、余裕がありました。ありがたいです。感触は、余裕があるので、悪くないと思います。

(決勝は)自力で頑張ります。

2着/古賀勝大(S2・和歌山115期)
今回成績:一3・二4・準2
G3優勝:0回
G3決勝:2回目(23年8月和歌山以来)

(最終BSは)纐纈(洸翔)が外で止まったので、あれ?と思いました。そのあとは、(谷口遼平と)少し車間が空きながら、強かったです。感触は、余裕はないですが悪くないと思います。なんとか頑張ります。

(決勝は)中井(俊亮)君の後ろ。

3着/渡部哲男(S1・愛媛84期)
今回成績:特3・二3・準3
G3優勝:5回(19年3月松山)

レースは皆が叩くのが早かったので、和泉(尚吾)が先行するには距離が長いし、後手を踏みましたが、無理に駆けて欲しくなかったので。(最終BSは)谷口(遼平)が行ったのは見えました。内がゴチャゴチャしていて外が伸びたので、流れに乗りました。状態は、最近の中ではいいと思います。

(決勝は)単騎で。

◆12Rレース結果

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【最終日12R=S級決勝】
1/谷口遼平(S1・三重103期)
2/河村雅章(S1・東京92期)
3/東龍之介(S2・神奈川96期)
4/古賀勝大(S2・和歌山115期)
5/簗田一輝(S1・静岡107期)
6/野口裕史(S1・千葉111期)
7/渡部哲男(S1・愛媛84期)
8/上田国広(S2・三重89期)
9/中井俊亮(S1・奈良103期)

並び想定は
1谷口-8上田
6野口-5簗田-3東
9中井-4古賀
2河村(単騎)
7渡部(単騎)

決勝は、谷口遼平の番手に上田国広が付く地元三重の二人。
野口裕史には、簗田一輝、東龍之介の順で並ぶ南関東の3車ライン。
中井俊亮の後ろは、古賀勝大が付く近畿の2車。
河村雅章と渡部哲男は単騎の競走となった。

ここは、連日先行策のの野口が主導権を握ってきそう。そうなると野口の押し切りを含む、南関東勢が優位な展開になりそうだ。 意地を見せたいのは、地元の谷口で、果敢に応戦して地元でG3初優勝を狙う。また中井の一撃や、単騎の二人もチャンスは十分で、どう組み立ててくるか注目が集まる。日中は富山競輪G3、そしてリレーする形で四日市G3ナイターが開催された4日間。競輪祭の出場権をめぐるし烈な戦いの結末はいかに…!?

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【四日市競輪レポート・プレイバック】
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(P-Navi編集部)

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