2024/05/21 (火) 09:58
当コラムをご愛読いただいている皆様。
今年の大型連休は、いかがお過ごしでしたでしょうか。
オートレースのSGオールスターに、競輪は日本選手権G1。
公営競技も連日賑わいを見せる連休となりました。
筆者の大型連休は、競輪場での仕事が続くという、珍しい形となりました。
大型連休後半となった今月3日から5日は、川崎競輪場で開催された場内イベントのMCを担当。
クイズ大会と観戦ツアーを兼ねたイベント。
例えるなら、ディズニーランドのジャングルクルーズにいる案内役のような位置付けでしょうか。
イベント用の観戦エリアへのアテンド中のトーク。
そして観戦エリアでの盛り上げや、選手やレース場などの説明など。
競輪場は初めてという方も多く、競輪が分からない方に対して、どうすれば楽しんでいただけるか。
個人的にもこういった案件は初めてで、せっかくの機会に、何とか興味を持って帰っていただきたい。
試行錯誤しながら取り組んだ3日間でした。
参加された方の表情からは、楽しんでおられたように見え、無事に終えて安心しました。
今後も「公営競技の入り口へ誘う」という、今回のような取り組みにも関わっていけたらと考えております。
さて、個人的には2015年11月以来となる川崎競輪場。
前回は友人数人と訪れましたが、その際に、
「川崎は『打つ』ところ以上に、メシを『食う』ところ」
と、聞かされたほど、豊富なグルメを誇るレース場なのです。
せっかくの機会なので、今回は仕事後に数軒のお店を堪能させてもらいました。
そして川崎競輪場まで来たのなら、ぜひとも立ち寄っていただきたいのが、レース場の隣にある富士通スタジアム川崎。
かつて、ここには川崎球場があり、大洋ホエールズやロッテオリオンズが本拠地として使用し、数々の名勝負が生まれた歴史ある場所です。
王貞治さんの通算700号本塁打、張本勲さんの通算3,000本安打が達成されたのも川崎球場。
その後、野球場としての役割を終え、跡地はアメフトを中心とした球技場として生まれ変わりました。
前回2015年もここへ立ち寄りましたが、当時、我々の目的は、スタジアム横の事務所にあるメモリアルコーナーを見るためでした。
当時、この事務所内で「伝説の10.19 ロッテvs近鉄」の試合のDVDが放映されているという情報を聞きつけた友人。
競輪場へ行きたい友人は、筆者を競輪場へ連れて行く際の『甘言』として、この事務所はうってつけなコンテンツだと考えたようです。
そして見事、連れ去られた筆者。
試合映像が流れているくらいだろうと考えていましたが、想像していた以上の展示品の数々。
これには一同、驚きを隠せませんでした。
しばらく貴重な展示物を眺めていると、当時の職員の方が出てこられて解説までしていただきました。
さらに、それだけに留まらず、なんとスタジアムのバックヤードツアーまで急遽、おこなっていただけることに。
当時、ひとつ気になったのは、このメモリアルコーナーの存在が広く知れ渡ったのが、訪れた少し前だったこと。
前出の職員さんに伺ったところ、この年の新年度に川崎市から川崎フロンターレに富士通スタジアム川崎が移管され、配属された職員さんが、引き渡された事務所にある机の引き出しなどを開けたところ、写真にあるようなお宝がわんさか出てきたようです。
そして、せっかくのお宝グッズを多くの方に見ていただきたいと考え、メモリアルコーナーを設置することに至ったそうです。
うーん、これぞ「民のチカラ」ですね!
今回筆者も久々に訪れまして、当時より若干、展示スペースが小さくなったものの、相変わらずの展示物の豊富さに、時間を忘れて見入ってしまいました。
今回、競輪場やスタジアムは、大型連休ということもあり、大賑わい。
エリア一帯を、老若男女問わず、様々な世代が行き交っていました。
共に「競技」を主目的として集まる場所ではありますが、一方でイベントなど両者とも「競技」とは関係ないモノ・コトが楽しいという一面も。
競輪には全く興味はないという方であっても、競輪と関係ないイベントであっても来場してもらえれば、そこが楽しい「場所」になり、記憶に残るものです。
そこをキッカケに人が集まれば………。
現在は周辺の工事も進んでおり、さらに人の交流が進みそうな楽しみなエリアだと感じながら、競輪場を後にしました。
(余談)
ちなみに、前回の記憶が曖昧だったため、友人の当時のブログを読んだところ、我々は川崎の車券を購入しつつ、豊橋で開催されていたトラック支援競輪の決勝も購入していたそう。
川崎はチャレンジ決勝まで滞在。
実は、この日は野球の神宮大会の観戦後に川崎へ。
チャレンジ決勝では、早稲田実業で選抜、神宮大会の出場経験があるという大矢崇弘選手(東京)と、愛知学院大学で学生コーチとして神宮大会に出場された渡辺豪大選手(静岡)が対戦。
友人は「これは神宮大会観戦日にふさわしいカードだ」と、2選手からしこたま購入されていましたが、的中ならず。
そして、筆者は裏を食って外したというオチ。
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ルールはこちら
※今後の放送予定
・5月22日(水)〜24日(金)
川口オート
G2川口記念 初日〜3日目
ナイター
・6月10日(月)〜12日(水)
飯塚オート
一般開催 初日〜3日目
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2位:チャリカ4,000円分
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真夜中のオートレース、共に盛り上がっていきましょう!
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【オートレース/今後の記念レース日程】
5月22日〜26日
G2川口記念(川口・ナイター)
6月5日〜9日
G2稲妻賞(伊勢崎・ナイター)
6月19日〜23日
チャリロト杯G2浜松記念曳馬野賞(浜松)
7月1日〜5日
チャリロト杯G2ミッドナイトチャンピオンカップ(飯塚)
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【過去のコラムはこちら】
Vol.106「ファンの数を増やすには」
Vol.105「高橋貢の1637勝」
Vol.104「ダブルヘッダー開催」
Vol.103「防災拠点としての公営競技場」
Vol.102「SSトライアル選手紹介(後編)」
Vol.101「SSトライアル選手紹介(前編)」
Vol.100「連載100回目」
Vol.99「ガールズレーサーの活躍」
Vol.98「SSトライアル戦への攻防」
森泉宏一
生まれは東京、育ちは広島、富山。学生時代に喋りの仕事を志し、2009年にボートレース実況でアナウンサーデビュー。2017年からはオートレース実況も始める。現在はYouTube配信番組などの出演も多く、「チャリロト劇場 燃えろ!!オートレース」出演時はMCも務める。パーフェクタナビでは「森泉宏一の実況天国」コラム連載中。プライベートでは2022年に年間100本の万車券的中を達成。試走タイムが出ない選手や逃げが得意の選手を好む傾向にある。公営競技を含めた日々の仕事の様子などを投稿している「森泉宏一のモーリーチャンネル」も絶賛更新中。