2021/03/19 (金) 19:15
新型コロナウィルス感染拡大の影響により選手や取材陣、関係者の抗原検査やPCR検査が義務付けられるようになりました。また、一定期間を過ぎてからの追加斡旋および開催中の選手補充がなくなってから早1ヶ月。初日の予選から6車立てのレースがあったり、補充がないことでの5車立てレース、さらにはレースカットのために帰郷選手が出たりするなど、発表当時は衝撃的なことばかり。それでも、良いのか悪いのかは分かりませんが、毎日、競輪を買っていると、そのような日々にも少しずつ慣れてきました。
「やっぱり、競輪は9車立て!」というファンにとっては記念以上でしか9車立てを楽しめないため、物足りない日々かも知れません。雑食な私は9車だろうと7車だろうと何でもござれで、むしろ5車立てで妙に意気込んで、車券勝負にいったりしています。5車ならば外れるはずがない!と、大勝負を決めて、派手に散る……なんてことも増えてきました。負けた痛みには慣れっこなので気になりませんが、まだまだ慣れないことも__。
それは配当の安さとオッズの読みです。
3月13日から行われた平塚競輪F2デイレース『東京パフォーマンスドールカップ』の初日はとても堅い1日でした。1日目の3連単最高配当は5レースの3,790円。もっと言えば当日の最高配当はその5レースのワイド3,820円という珍現象も起きていました。
私は全12レースを買って、3連単的中は10レース。恐らく、1日の3連単的中本数の最高記録でもありました。しかし、トータルの回収率は90%……3連単を10個も当てたのにトータルマイナス!!そんなことって、あるの!?!?!?と、自分でもビックリ。
競輪に出会って8年。割と早い段階で気づいてはいたのですが、ビギナーから中堅になった今、また改めて思いました__「車券下手か!」と。
何も100円ずつ買っている訳ではありません。全レース購入というニコ生番組の縛りの中、お財布と相談しながら、ちょっとここは勝負!なんてことをしている訳です。そして、いざ的中してから払い戻しを見た時、買った時点で見たオッズから数百円下がっているなんてことも起こるのです。F2デイレースのオッズ変動はある程度の想定をしておかなければならないところかも知れませんが、それでも、5倍が3倍になっていたら、1,000円賭けていた際には2,000円もの誤差。もしも1万円を賭けていたら……まぁ、そこは賭けてから言うことにしましょうか。
大ベテランの競輪ファンの方とお話しすると、展開のみならずオッズまでピタリと、言い当てられることがあります。今は便利な世の中で、チャリロトでも買い目を打ち込めばオッズが瞬時に出てきます。しかし、オッズは生き物であり、魔物。最後の最後に、一気に下がることは珍しくありません。ギリギリまで見ながら投票できる人は良いですが、平日の日中、お仕事の合間やお忙しい中で競輪投票を楽しんでいる方も多いと思います。そんな時に最終的なオッズがどれくらいになるかまでを読み切って投票できたら、もっとプラスになるのかな~と、増えない残高を眺めながら考えていました。あとは完全に個人的主観ですが、最終的なオッズまで言い当てられたら、なんか格好良いですよね(笑)。
走っている選手の人数が減っても、単純で分かりやすい競輪に移行していると言われても、やっぱり、新しい発見が次々に出てきます。競輪の奥深さ、賭けることの奥深さを改めて感じる今日この頃です。
木三原さくら(きみはら・さくら)
1989年3月28日生 岐阜県出身
2013年夏に松戸競輪場で
ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー
以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に
競輪を自腹購入しながら学んでいく
番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり
好きな選手のタイプは徹底先行
好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション
“おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている
木三原さくら
2013年夏に松戸競輪場で ニコニコ生放送チャリチャンのアシスタントとして競輪デビュー。 以降、松戸競輪や平塚競輪のF1、F2を中心に競輪を自腹購入しながら学んでいく。 番組内では「競輪狂」と、呼ばれることもあるほど競輪にドはまり。 好きな選手のタイプは徹底先行! 好きな買い方は初手から展開を考えて、1着固定のフォーメーション。 “おいしいワイド”を探すことも楽しみにしている。