2022/08/16(火) 19:15 0 2
阿竹智史や合志正臣など高校野球で活躍していた選手はたくさんいるが、今回参戦している中井太祐もその1人で、奈良の智弁学園時代は投手として甲子園のマウンドに立っている。
「3年生の夏に一度出ていて、僕の代はベスト16までいきました。奈良には天理という強豪校があったし、県大会を勝ち上がるだけでもひと苦労。今年も優勝は天理で母校は途中で負けちゃいました」。
中井が出場した2007年の夏の大会はベスト16だったが、それから9年後の2016年、智弁学園は春の甲子園で見事優勝。競輪選手になった中井も全く同じ日に小倉競輪場でS級初優勝と奇跡のような出来事が起こった。
「あれは本当にビックリ。母校が優勝して、その数時間後に自分が(S級)初優勝なんて、ドラマチックすぎる。ちょうど弟(俊亮・101期)も一開催前の小倉で優勝していたし、兄弟揃って小倉がS級初優勝のバンクになるんです。いや〜、ほんと懐かしい。いい思い出ですね」。
青春時代を振り返りながら自転車を組む中井はいつもより笑顔が多かった気がするし、相性のいい小倉バンクで初日から大暴れだ。(アオケイ・長谷川記者)