2022/07/30(土) 17:15 0 3
松山競輪「JC×HPCJCスポーツ報知杯(FI)」は1日、初日を迎える。今節の見所は以下の通り。(町田洋一)
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斡旋の段階では脇本雄太の名前があったが、国内の競技に参加する為に欠場。町田太我も欠場で、一旦、追加に入った太田竜馬、山口拳矢、山田英明が不参加となった。
そこで主役は追加斡旋だが北津留翼。7車のレースで蘇り、今では常にビッグレースでも人気になっている。人間性も機動力も九州で一番と言っても良く、中川誠一郎、荒井崇博と共に九州の名物選手だ。
後輩にいじられたり、失敗して後輩に頭を下げる姿も、微笑ましい。普段通り、位置に拘らず、自分のタイミングで仕掛ける。
番手は同県田中誠。田中再生工場と呼ばれる、自らの練習グループがあり、点数以上の発言権や存在感もある。
3番手も的確に仕事をこなせる小岩大介だ。近畿は山田久徳が大将格。自在戦だが、石塚輪太郎が勝ち上がれば番手回り。この3番手が小兵でガッツのある村田雅一で、近畿勢も互角以上のライン構成。
捲り屋の原田研太朗は、昨年後半は無双状態の時期もあったが、少し元気がない近況。太田竜馬が欠場になり、それも痛い。
2班だが、ベテラン志智俊夫が小松島記念で準優勝。直前の広島は予選で飛んだが、タテは切れる。ある程度の位置があれば突っ込んで来る。
地元は佐々木豪と橋本強の連係だ。佐々木は名前通り豪快で、橋本は地元GIIIの優勝もあり、誰よりも地元戦を大切にしている。
A級戦も、今節はオール西日本の選手。調子の良い選手が多いが九州ラインを狙ってみたい。先頭を走る立部楓真は前期S級の選手。負け戦も含めてだがS級で5勝しているのは立派だ。
降級後は2場所走り、四日市で優勝、前回の別府は決勝3着と状態も悪くない。パワー駆けで阿部兼士と安東宏高を引き込む。福井の上杉嘉槻はワッキー2世と呼ばれる逸材。先行に拘っているせいか、S級に特進出来ないでいるが、ほとんどのレースでバックを取っている。
四国は篠原龍馬と吉川嘉斗の自在戦で、お互い乗れている。先行争いも見込めそうだし、このラインも警戒必要。地元は三好陽一が点数を持っており、最低でも決勝に進出したい。