大西は6月25日・26日に行われたセカンドクォーターラウンド3を走ったばかり。
「前回の感触が残ったままなので、それは良いことですよね。鉄フレームからカーボンフレームへという流れはやっぱり少し戸惑う感覚ってありますから。その移行する期間が短かったから感覚は変わらずに来れました」と強調する。

　前走のPIST6は2着4着3着3着と準決勝で敗退を喫してしまったが。
「その時のセッティングはある程度固まっていたので、そのまま。良い方向にはなっていましたよ。セッティングもそうだし、PIST6を走った時の感触を残したまま今回走れるので他の選手よりアドバンテージはあると思います。ただ選手生活17年で、そういったアドバンテージを生かし切れないのが自分なんですが」と最後は苦笑い。

　とはいえ前検日に行われたタイムトライアルは10秒332の好タイムを叩き出し、全体1位。
「3位までに入れればと思っていたので1位はビックリ。もちろんこのタイムは自己ベストです。1次予選からの競走でも自己ベストが出せれば」とキッパリ。

　過去のPIST6での大西は5回参戦して、1回決勝に進出し6着だったのが今までの自己ベスト。今開催は更なる飛躍が期待できそう。(アオケイ・渡辺記者)

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