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中川誠一郎「小岩大介は何年たっても可愛い後輩」別府競輪を振り返る

2021/04/02(金) 19:00 0 13

3月31日に決勝を行った別府競輪「第2回三洋産業杯」を制した中川誠一郎がレースを振り返ったが、頼れる後輩との決着が叶わず、しきりに悔しがった。

 初日特選こそしくじったが準決は鋭いまくりを放ち、上がりタイム10秒9で爆勝すると、決勝は鐘過ぎ先行で期待のルーキー・菊池岳仁を手玉に取り、番手をさばいた成田和也の追随を振り切ってV。「寿司屋でひっそり、大分の地酒を飲んで黙食して、ゴルフをしてリフレッシュした」と静かに優勝の余韻にひたった。

 しかし、残念なことがひとつ。「小岩大介ですよ。地元で優勝して欲しかった。レース前には『戸田君が切る事があれば、その時は鐘から行く』と言ってあった。だって小岩だから。5歳年下でいつも笑いながら『セイさん、セイさん』ってきてくれて何年経ってもかわいい。ファンの人はあまり知らないと思うけど、実はこのラインはかなり太いんです。でも後ろに成田(和也)さんが入ったのが分かった時点で、絶対に抜かれたくなかったからより丁寧に踏んだ」と、地元戦に燃えた九州の頼れる後輩のために一肌脱いだが、小岩はさばかれて3着。中川は肩を落とした。

「今年に入ってまた取り組もうと思っているんです。弟子(吉田悟)も今期デビューするし、一緒にやっているのでなるべくバンクに入っています」。今年42歳を迎える気持ち100%の厄年男が、重い腰を上げようとしている。(netkeirin特派員)

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