2022/05/31(火) 11:45 0 5
準決勝を2着で走り終えた朝倉は「末木(浩二)君が全部突っ張って、強い気持ちでレースを作ってくれたおかげ。ライン3人で勝ち上がれるように、という走り。その気持ちが嬉しかった」と地元勢の前で奮闘した末木に感謝した。
「怪我前の状態に、ほぼ戻っている。地道にやってきたことが4月あたりから噛み合ってきた気がします。一番の要因は、後閑信一さんからのアドバイスが大きい。体の芯をほぐすジムやセッティングを見てくれる良いところを紹介してくださり、それが僕に凄くフィットしていると思う」。
朝倉は昨年7月に福井記念で落車し、左鳥口突起骨折。左腕は曲がらず、生活に支障をきたすほどの大怪我。また、患部が柔らかい骨のため手術ができず、安静に過ごして回復を待つ歯がゆい日々を送った。
地道なリハビリを経て、今年1月に199日ぶりに戦線復帰。
「後閑さんだけでなく、先輩方や後輩にも病院の紹介や沢山の助言をもらった。多くの人たちに支えられて、ここまで戻ってこられた。ありがたいです。正直、『もう辞めよう』と何度か引退がチラついたことも。昨年のダービーが最後かな、とも思ったけど、もう一度、GIで走りたい気持ちがでてきました」と長かった復帰までの心情を吐露。
地元・京王閣で、復帰後初の決勝を迎えるにあたって「こういうご褒美があるから…頑張れるんですよね。あの怪我は無駄じゃなかった、と思えるように頑張っていきたい」。
「僕が休んでいる間に、みんなが強くなっている(苦笑)。でも、地元戦はGI以上の気持ちで走りたい。ラインから優勝者を出せるように頑張ります!」と闘志を燃やす。(アオケイ・八角記者)