同じ初日特選を走る同県の先輩、武田豊樹よりも先に到着をしていた芦澤。関東は雨谷一樹を目標に武田と芦澤のどちらが番手を回るのかに記者は注目する。

「コメントは武田さんが来てから話し合いますか？」と聞くと、
「いや、僕が武田さんの前を回る理由なんてないですし、僕は関東の3番手を固めます」ときっぱり。

「48歳でこの点数をキープ出来ているのは凄いですよね。自力でバリバリと戦っていたし、尊敬しかないです」。

　僅差ではあるが、点数は芦澤の方が上。番手を主張することも出来るが、先輩の前を回る理由はないときっぱりと言う芦澤に競輪の醍醐味を感じた。

　状態面に関しては「流れは悪くない。でも前を差せていないってことはそれが現状の脚力ってことなのかな。でもここしばらくは落車もせずに安定して走れているし、それが僕の持ち味かな」と笑顔で話してくれた。

　初日特選は雨谷一樹-武田豊樹-芦澤辰弘の並び。関東3車の結束を見せつけられるかに注目したい。地元3割増しという言葉もあるし、安定感ある芦澤の走りにも期待したい！ (アオケイ・宮本記者)