2022/03/18(金) 19:30 0 3
無傷の18連勝でのS級入りを目指し現在12連勝中の中野慎詞が、いわき平で1・2班戦2場所目に臨む。もともとチャレンジであっせんされていたが、特別昇班したことにより追加参戦。インターハイで2種目優勝したという当バンクで完全優勝を目指す。
パリ五輪を目指してナショナルチームに所属し普段は競技用の自転車でトレーニングしているそうだが、「競技と競輪、どちらに比重を置くとかはなく両方を全力でやります。お客さんにも失礼になりますから」。
今は師匠だが小さい頃はお兄さんのような存在だったという佐藤友和。
「(佐藤友和から)『自分勝手に走るのは競輪じゃない』と教わっていますし、ラインを意識して走っています」と語るように、前回平塚も番手が競りだった準決以外はキッチリ後ろと決めている。
素質だけでなく、目標を設定しそこに邁進するメンタルの強さが中野の真骨頂のようだ。
「(なんの根拠もなく)目指せないような時から目指していた」という競輪選手になる夢は果たした。佐藤友和に憧れたからと簡単になれるものではない。
「世界一は小さい頃からの夢」、これも叶えると思わせてくれる。(アオケイ・市川記者)