2022/02/08(火) 13:30 0 0
1、2班戦の最後の優出切符は9R3着の西村豊がもぎ取った。 これで前節の四日市に続いて2節連続の決勝進出。
前検日には「前期は5年ぶりのS級点を取れた」と喜ぶ姿があった。来期は17年以来のS級復帰が濃厚。近況の好調の要因を尋ねると「弟子を取ったことですね」と返ってきた 。
「初めて弟子を取ったんです。117期の倉田紘希なんですけど。練習を考えてやるようになったし、弟子と一緒に練習することで脚力も上がった。でも、やっぱり気持ちの面が大きいかな。弟子が見ているからヘタなレースはできないし、“弟子と一緒にS級で走りたい”って思うようになった。前期はなんとか(S級点を)取れたので、今期も取って、ちゃんと定着できるようにしたいですね」。
前回のS級は17年の1年間。18年にA1に落ちてからはずっとA級暮らしが続いたが、弟子の存在が西村を再び高みに導いた。20歳で成長著しい倉田は、そのうちにS級に上がり、ずっと上の舞台で戦い続けるだろう。西村は今月の19日に42歳になる。
「ひとまず45歳くらいまではS級に定着できるように頑張ります」。
身近には50歳を過ぎてもS級で戦う萩原操もいる。弟子の存在が刺激になって復活を果たした西村の今後にも注目したい。(netkeirin特派員)