2021/02/17(水) 16:15 0 3
1月までが選考期間の5月GI「日本選手権」(京王閣)出場の当落ボーダー上にいたため先月は大忙し。3場所に出場し、一走ごとに賞金額をチェックするなど神経をとがらせていた。
その粘りが通じたか、1月末の向日町FIでは「ここを完走すればどうにか…と思う」と当選を予感させた。ところが、当開催の前検日に話を聞くと「アカン。補欠にも入ってへんかも」と苦笑い。
「伊東ですよ。コロナの影響で和歌山を走ったメンバーが一斉に帰らされたやつ。あそこに自分もいたので3走できなかったんです。あれで賞金を積めなかった」と急転直下、まさかの苦境に陥った。
それでも「伊東の賞金が保障されて、それが加算されれば補欠の上位ぐらいに入れそう。まだその結果が分からないんですよ」と一縷の望みをつなげた。
集中力をキープしているのはいいことで、前回の大垣FIでは5月別府以来およそ9ヵ月ぶりに決勝へ進出した。準決は初連係の愛弟子・池野健太の3番手から突き抜けた。「畑段(嵐士)にも世話になっているから1車挟みましたが、うれしかったね。池野には、ワンツーは今度決めようといいました」と、ダービー出場へ向けた情熱がいい方向へと向いている。