圧倒的な支持を集めた緒方将樹が、別線の仕掛け合いを冷静にまくりで仕留めて白星発進。後ろの北村信明は3着でワンツーとはならなかったが、そろっての確定板入りに「最低限ですね」と胸をなでおろした。

「オッズを見て震えたっす。なんとか、ですね。仕掛けが遅くなったのは反省。ホームで行けていれば…。脚は問題ないけど、反応が良くなかった。ずっとナイターばかり走っていたから、リズムも違った。それにバンクも重かったし…。なにより、警戒されるのは苦手なので(苦笑)」

　そんな中でもしっかり1着を取れたのは地力が付いてきたからこそ。そしてこれが今期の12勝目。来年のウィナーズカップ特選スタートも視界に入ってきた。「そこは目指しているし頑張りたい」

　準決はチャレンジャー精神を前面に出して、今期13勝目をつかみにいく。(netkeirin特派員)