2025/11/17(月) 12:25 0 3
過去10年の競輪祭優勝者を振り返ると、脇本雄太、眞杉匠、新山響平、吉田拓矢、郡司浩平、松浦悠士、浅井康太、新田祐大、平原康多、武田豊樹、金子貴志、長塚智広、海老根恵太らが名を連ねる。古性優作の名前がないのは意外だが、それだけにこの大会への思いは強い。
昨年の脇本は寺崎浩平を使った2段駆け、眞杉と吉田は単騎、新山は新田祐大を使った番手捲りと、それぞれの戦略で年末のグランプリ出場権を懸けて激闘を繰り広げた。武田と平原が交互に優勝した年もあり、当時は普通に番手を回った方が優勝していた。
優勝賞金は5000万円、準優勝2514万円、3着1643万円、4着でも1195万円と高額で、グランプリ出場のボーダー上にいる選手にとっては、六日間の戦いはまさに「痺れる」日々となる。
安定感のある近畿ラインは、脇本雄太の負傷欠場は痛い。それでも寺崎浩平がタイトルを獲り、古性優作と南修二にとっても心強い。ここでも“熱く厳しい近畿の競輪”を魅せたい。
自力型の戦力が揃うのは南関地区で、郡司浩平、深谷知広、松井宏佑と「大砲」が揃う。
関東は眞杉匠と吉田拓矢がこの大会との相性が抜群で、森田優弥や佐々木悠葵が優出すると面白い。
中四国は太田海也、犬伏湧也、清水裕友、松浦悠士、松本貴治と戦力が厚く、特に太田と犬伏の出来が鍵を握る。
九州勢はGIではやや劣勢ムードだったが、嘉永泰斗がタイトルホルダーの仲間入りを果たした。
地元で誰よりも声援の多い北津留翼や、ナショナルチームの山崎賢人も早く嘉永に追い付きたい。
女子王座戦の優勝賞金は500万円。第1回大会優勝者は梅川風子、昨年のチャンプは佐藤水菜(サトミナ)で圧倒的な存在感を示すが、地元の児玉碧衣が待ったをかける可能性もある。
