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【小倉競輪・ナイター】発奮材料がある吉村和之

2025/11/04(火) 19:10 0 1

小倉競輪のナイター「日刊スポーツ杯×HPCJC(FI)」は4日に初日を開催。A級予選3Rを走った吉村和之に話を聞いた。

「今は自分のことに集中できています」と話した吉村和之

 初日3Rは梅澤忠秀が前受けから突っ張り先行。ゴール前で吉村和之が差し切って中部ワンツーが決まった。

「初連係の梅澤君が前を取ってくれて突っ張ってくれて。全部やってくれましたね。最後も踏み直しが強烈だった。長い距離を踏めそうですね。お父さん(謙芝、57期)のDNAを受け継いでいますね。ゴーグルをしている姿はお父さんとそっくりでしたよ」

 勝者が、にこやかに振り返った。初日の予選に限れば3連勝。「チャンスがあればものにできるように準備している」の言葉通り、状態は悪くなさそうだ。発奮材料もある。

「子どもが3人いて、一番下の次女がガールズケイリンを目指している。先月2回目の受験をして、今月の11日に発表がある。楽しみですね。前回よりは手応えがあったみたいですけどね。危ない職業だし、基本的に3人には選手になることを反対してきた。弟子の増田夕華の影響も受けたみたいで高校時代も自転車部に所属したし、選手になりたいって。そう決めたならできるだけサポートしてあげたい。練習もときどき一緒にやります。街道練習なんか自分よりも強い。課題はスピードですね。なんとか頑張ってほしい。自分にも刺激になりますよね。頑張りたいです」

 昨年6月、2期4年務めた支部長をおりて「今は自分のことに集中できています」と笑う。自身だけでなく娘の夢も背負って奮闘中。準決勝は「S級で連係がある」村田瑞季の番手回り。ただ、同支部の山田隼司もいて一旦は「僕が3番手」とコメントした吉村。

「いつも前で頑張ってくれる。隼司に前を回ってほしい」と伝えたが、山田が「腰の具合が思わしくない。吉村さんの言葉はありがたいけど、今回だけは3番手にしてください」と直訴して、村田-吉村-山田の並びに落ち着いた。支部長を歴任し、競輪道も貫く吉村。6節ぶりの決勝進出なるか注目だ。(netkeirin特派員)

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