2025/10/29(水) 16:56 0 2
先日行われた寛仁親王牌は嘉永泰斗の優勝で幕を閉じた。決勝で人気の一角を担った松本貴治は、犬伏湧也が不発の展開から内を突いたが惜しくも2着。タイトル獲得とはならなかった。もし松本が優勝していれば、愛媛からは1992年の全日本選抜(岸和田)を制した梶應弘樹以来となるGI覇者の誕生だったわけだが…。
「いつまでも(直近の愛媛GI覇者の名前が)俺じゃダメでしょ(苦笑)。愛媛でいえば(渡部)哲男なんかはタイトルを獲る力はあったけど、ちょうど最悪のタイミングでヘルニアになってしまったりね。獲る力があっても、獲れるわけじゃないのがGIタイトルというもの。今回みたいにGI決勝で人気になることはそうそうないし、大チャンスだっただけにぜひ獲ってもらいたかったけど…。最後も8秒8で突っ込んでいたからね。残念だったけどよく頑張りましたよ」と戴冠とはならなかった後輩をおもんぱかった。
現状は大敗が続く苦しい戦いを強いられているが、後輩の熱い走りに気持ちは高まった。
「先週60歳になったので、今回が還暦レーサーとしての最初のシリーズです。今できる精いっぱいの走りをしたいと思います」