2025/10/02(木) 23:15 0 0
初日の8Rで宮崎康司、9Rで井田晶之が6番車で白星を飾ったが、2日目は8Rの57歳、濱口健二がアッと言わせた。伊藤歩登と才迫勇馬がそれぞれ3車ラインで、6番車の濱口は単騎戦。苦戦も予想されたが、伊藤と才迫が残り2周過ぎから丸1周近く、激しい先行バトル。最後方にいた濱口は最終2コーナーから踏み上げて捲り切った。才迫の番手だった50歳の中石昌芳が2着、伊藤ラインの3番手だった59歳の中澤央治が3着。26歳の伊藤と36歳の才迫が踏み合い、終わってみれば50台トリオの上位独占で2連単は5万円に迫り、3連単は43万円台の高配当となった。
「2人があれだけいい先行争いをしたから。(ラインの)しがらみのない自分に向いただけ。どこかで踏もうとは思っていたけどね。捲りがいつ以来? 1着自体が去年のチャレンジの西武園での一般戦以来じゃないかな。捲りなんか出ませんよ、もうすぐ(今月8日)58歳ですよ! 43万円ですか、なんかすみませんね」
レース後の勝者は興奮気味にまくし立てた。本人が語ったように昨年10月の西武園2日目も1着を取っていたが、直後の松山初日にも1着を奪取していた。ほぼ1年ぶりの1着が、まさかまさかの単騎捲り。嬉しくないはずがない。
「2年半くらい前だったかな、ウエート中に左の腱板を断裂して半年くらい休んだ。チャレンジにも落ちたし、大変だったけど良かった」
57歳の最終走を前に、約1年ぶりの白星。最終日も同じ6番車。3番手回りから突っ込んで好配の使者となれるか。(netkeirin特派員)