前場所の佐世保FIは腰痛の影響により欠場し、今回の地元開催へ備えてきた。その前の9月福井GII「共同通信社杯」は人の後ろを回るケースが多かったが4走中、3連対を3回と手堅くまとめた。「連日、番手回りだったから何とも言えないけど、自分の中じゃそれなりにいい手応えがあったんです」とコンディションはキープしていそうだ。

　今シリーズは武雄競輪をホームとしてGIII3Vを挙げたレジェンド、佐々木昭彦氏の名前が入った地元の大一番。佐々木氏は山田にとって大師匠にあたり一層気持ちが引き締まる。

「前回は(井上)茂徳さんで今回は昭彦さんの大会ですから緊張しますよ。孫弟子ですから、せっかく呼んでもらったからには優勝したい」と意気盛んだ。

　12Rは中川誠一郎-坂本健太郎に任されラインの先頭で戦う。9月に制した「鬼脚井上茂徳杯」(FI)に続く地元優勝を目標に掲げ、初日から負けられない戦いに挑む。(netkeirin特派員)