2025/09/23(火) 18:30 0 3
2025年9月23日 青森競輪
開設75周年記念「みちのく記念競輪・善知鳥杯争奪戦」G3(最終日)
まもなく紅葉の便りが届きそうな青森県青森市。9月20日より4日間の日程で開催の青森競輪開設75周年記念「みちのく記念競輪 善知鳥杯争奪戦」G3が決勝を迎えた。
シリーズはS級S班で地元選手の新山響平や郡司浩平、先の共同通信社杯を制した南修二らが参戦し、秋めいた青森バンクに熱気を注いだ。
新山は、持ち味の先行主体の競走で地元をはじめとする北日本勢をけん引、果敢な走りで初の地元記念優勝を射程に入れた。郡司は悪い流れを断ち切る積極策で連対の山を築き存在感を示した。また南は、俊敏な立ち回りと鋭さが増したタテ脚で苦境を凌ぐなど自力選手を脅かす決め脚を見せ決勝に駒を進めた。
新山、郡司、河端朋之、菊池岳仁がライン先頭の4分戦となった決勝は、前受けした菊池が突っ張り先行し、その3番手に位置した郡司が最終2コーナーから踏み出し一気の捲りで優勝ゴール。G3は6月取手以来で今年6回目、通算27回目のG3優勝を手にした。
※3日目準決勝レポートはこちら
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【最終日12R=S級決勝】
1/新山響平(SS・青森107期)
2/南修二(S1・大阪88期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/河端朋之(S1・岡山95期)
5/菊池岳仁(S1・長野117期)
6/永澤剛(S1・青森91期)
7/荒井崇博(S1・長崎82期)
8/松岡貴久(S1・熊本90期)
9/阿部力也(S1・宮城100期)
【レース展開】
誘導以下、5菊池-7荒井、3郡司-2南、1新山-9阿部-6永澤、4河端-8松岡で周回。まず河端が上昇すると、菊池が突っ張り、河端は再度8番手へ。菊池はペースを上げて先行態勢に入り、郡司が3番手、新山が5番手で最終HSを通過。最終2コーナーから3番手の郡司が捲りに出ると、逃げる菊池をとらえて先頭に立つ。直線では番手の南修二、外から新山も迫るが、郡司が振り切って優勝。2着に新山、3着に南が入線した。
【最終日12R=青森競輪G3決勝】
2車単3-1 2,570円(6番人気)
3連単3-1-2 5,980円(14番人気)
決まり手:捲り-差し
優勝/郡司浩平(SS・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回戦績:特1・二2・準1・決1
次走出場予定:松阪G3(10月10日〜13日)
展開的にはすんなりでしたが、力を出し切るレースができ、結果がついてきたことで少しホッとしました。初手は、遅れないようにスタートで出て、菊池(岳仁)君が前を取りそうだったので、その後ろを新山(響平)ラインに取られないようにして、いい位置が取れたと思います。(赤板で河端朋之が上昇して)菊池君は、さすがに出させないだろうと思い、僕も3番手で遅れないようにと。菊池君が突っ張った後すぐに、新山君が来るかもしれないと警戒していたのですが、来なかったので合わせる準備をして、上手く先に仕掛けられたと思います。
最終2コーナーは、自分のタイミングで最後までしっかり行き切れました。昨日、一昨日と、今日よりのワンテンポ、ツーテンポ早めに仕掛けられていたので、それに比べれば今日は短め。いい感覚で最後まで踏めたし、前のレースが生きていると感じられました。
(近況は)自分で流れを崩してしまったところがありましたが、前回も今回の4日間も、自力で立て直せているし、もう少しよくなる感覚もあるので、そこを取り戻しながら残り少ないレースをしっかり走ります。
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◆青森G3(最終日)注目選手ピックアップ◆
【最終日6R=S級選抜】
「練習方法を見直し」
1着/渡邉雄太(S2・静岡105期)
(前を)切って、切った人が先行するのかなと思ったので、その勢いのまま外を踏んでと考えていたのですが、阿部(将大)君が(前に出た時に)思ったよりも流したので幸田(望夢)君と並走になってしまった。1回けん制したのですが、ずっといたのでヤバいなと思い前に踏みました。あまりスピード差がなかったのでキツかった、なんとかでした。少し状態がいいかなと思っていましたが、初日の8着が…。移動疲れもあったのか、ローラーの感じは今日が一番良かったです。30歳になり、これまでと同じ練習をしていましたが、疲れが取れないなと感じていたし、自転車の乗り方や踏み方を見直し考えるのに、人の後ろを走ると目一杯に踏んでしまい分からなくなっていた。夏だったこともあり、室内で練習してみようと思い、やり始めたら良くなり始めました。3カ月くらい室内の練習しかしていないので、不安がありますが、涼しくなってきたので外と内の両方を取り入れてやりたいと思います。
(P-Navi編集部)