2025/09/22(月) 19:30
2025年9月22日 青森競輪
開設75周年みちのく記念競輪「善知鳥杯争奪戦」G3(3日目)
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【10R=S級準決勝】
山崎歩夢が森田優弥を突っ張って先行態勢に入っていく。森田は打鐘から再度仕掛けて、中団外並走から最終BS前に捲りを打つ。山崎マークの阿部力也は、森田をけん制しつつ前に踏むが、その外を南修二が捲り切り、そのまま1着。阿部の後位から永澤剛が2着、3着に阿部が入線した。
1着/南修二(S1・大阪88期)
今回成績:特6・二1・準1
G3優勝:2回(25年6月久留米)
思っていた展開の一つのレースだったので、組み立てやすかったですね。森田(優弥)君の上手いレースはいつも見ているので、隙のないようにと思っていました。早い段階で単独になれたので、展開を見極めていけるところでと。今日は、踏んだ感じが良かったです。
(決勝は)郡司(浩平)君の後ろ。
2着/永澤剛(S1・青森91期)
今回成績:一1・二2・準2
G3優勝:0回
G3決勝:13回目(25年9月松阪以来)
ラインのおかげですね。森田(優弥)が1人で仕掛けてきて、その後ろで南(修二)さんにエックスしてこられるかもと怖かったです。ラインのおかげで勝ち上がれたので、感謝しかないです。この3日間、展開は良かったですね。
(決勝は)北日本の3番手。
3着/阿部力也(S2・宮城100期)
今回成績:一3・二1・準3
G3優勝:1回(19年9月向日町)
(山崎歩夢は)落ち着いてレースを運んでいたと思います。(森田優弥が)来る前に見えていて止めたのですが、南(修二)さんが外に来ているのも見えたので戻れず、(前に)踏むしかなかったですね。歩夢を残したい気持ちもありましたが、後ろに地元の永澤(剛)さんが付いていたので踏みました。最低限(決勝に)乗らなければいけないところはクリアしたと思います。
(決勝は)新山(響平)君の後ろ。
10Rレース結果
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【11R=S級準決勝】
赤板で郡司浩平が河端朋之を抑えると、小堀敢太が叩いて北日本ラインが先行していく。郡司は4番手、河端は6番手で最終HSを通過。郡司は最終1コーナー前から仕掛けると、小堀マークの星野洋輝のけん制をしのいで、最終3コーナーで捲り切り1着。捲り追い込んだ河端が2着、河端マークの松岡貴久が3着に入った。
1着/郡司浩平(SS・神奈川99期)
※チャリレンジャー(スポンサード選手)
今回成績:特1・二2・準1
G3優勝:26回(25年6月取手)
小堀(敢太)君が上昇してきたので出させ、これ以上ない展開になりました。(最終HSは)佐々木(悠葵)君が脚を溜めていたし、河端(朋之)さんも後ろにいたので、いい位置でしたが、かぶる前に力を出そうと思いました。(星野洋輝のけん制は)最終1コーナーの上りで踏み出したので、加速がいまひとつだったから、来るだろうと思っていたので対処できましたが、少しバランスを崩しました。最近、自力になった時は、力を出し切るレースを心がけている。それがここ数日、結果に出ているかなと思います。後半、失速してる感が否めないので、しっかり立て直したいと思います。
(決勝は)自力です。明日、弾みをつけたいです。
2着/河端朋之(S1・岡山95期)
今回成績:一2・二1・準2
G3優勝:1回(22年4月青森)
なんとか(松岡貴久と)2人で上がれて良かったです。初日、2日目と自分としては長い距離の仕掛けができて着に残れているので、悪い感じはないです。涼しい気候は気分がいいですね。ただ季節の変わり目は腰の状態が良くない時もあるので、体のケアをしながらいきたいです。キツいメンバーになると思いますが、チャンスを見つけたいと思います。
(決勝は)自力。
3着/松岡貴久(S1・熊本90期)
今回成績:一1・二4・準3
G3優勝:1回(16年12月伊東温泉)
ずっと余裕がなく、河端(朋之)君にちぎれないようにと見ていました。離れながら、追いついてを繰り返していましたね。必死について行っただけです。脚力は無いですが、流れはいいと思います。
(決勝は)河端(朋之)君の後ろ。
11Rレース結果
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【12R=S級準決勝】
新山響平が後藤大輝を突っ張り、再度後藤が仕掛けるが、新山を先頭に北日本4車ラインが先手を譲らず主導権取り。後藤マークの荒井崇博は最終HS前に5番手へ入り、内からポジションを上げていく。最終HS過ぎ6番手から菊池岳仁が捲りに出ると、逃げ粘る新山を直線でかわして1着。新山マークの守澤太志がけん制してあいた内を突いて荒井が抜け出し2着。新山が3着に粘った。
1着/菊池岳仁(S1・長野117期)
今回成績:一2・二4・準1
G3優勝:0回
G3決勝:6回目(2025年8月富山以来)
後藤(大輝)君と新山(響平)さんがもがきあったのを見ていただで、自力の出し合いを見てしまい、参加できていないのは悔しいですね。後藤君が叩いたら、すかさず行こう、最低中団に追い上げなければと思っていたのですが、遅れての勝負になってしまったので、早く仕掛けられたらと思いました。最後いっぱいだったのですが、必死でいきました。ラッキーがありましたが、抜けたので良かったと思います。
(決勝は)自力です。勝負所でしっかり勝負できるように頑張ります。
2着/荒井崇博(S1・長崎82期)
今回成績:特5・二3・準2
G3優勝:17回(24年12月佐世保)
一か八か内に行ってと思いました。(最終BSは)守澤太志の1回目のけん制のところは我慢して、2回目にいったところで入りました。(この3走は)自転車の伸びなど、やれている方だと思います。
(決勝は)菊池(岳仁)君にいく。番手。
3着/新山響平(SS・青森107期)
今回成績:特4・二1・準3
G3優勝:5回(24年11月四日市)
昨日の反省を生かし、上手く突っ張れたと思うのですが、すかさず、また後藤(大輝)君が来たので、(菊池)岳仁がサラ脚の形になってしまった。(菊池岳仁を)合わせられるかなと思ったのですが、強かったですね。しっかりケアします。
(決勝は)自力。後ろのおかげで決勝に乗れたので、優勝したいですが、まずはラインから優勝者を出せる形を作り、あわよくば自分が獲れたらいいなと思います。
12Rレース結果
※G3優勝回数の( )は前回G3優勝開催
※G3決勝進出の( )は前回の優出開催
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【最終日・12R=S級決勝】
1/新山響平(SS・青森107期)
2/南修二(S1・大阪88期)
3/郡司浩平(SS・神奈川99期)
4/河端朋之(S1・岡山95期)
5/菊池岳仁(S1・長野117期)
6/永澤剛(S1・青森91期)
7/荒井崇博(S1・長崎82期)
8/松岡貴久(S1・熊本90期)
9/阿部力也(S1・宮城100期)
注目の並び想定は
1新山-9阿部-6永澤
3郡司-2南
4河端-8松岡
5菊池-7荒井
決勝は、新山響平の番手に阿部力也、その後ろに永澤剛がつく北日本の3車ライン。
郡司浩平には南修二が付く、神奈川と大阪の2人。
河端朋之の後ろは、準決勝同様に松岡貴久がまわる岡山と熊本の2車。
菊池岳仁には、荒井崇博が付く長野、長崎のライン構成で、4分戦となった。
連日主導権を握っている新山が、決勝も先行主体の組み立てをしそう。ライン3車のアドバンテージも生かして、優位な展開を築き上げるか。
だが、今開催も積極的な走りで結果を出している郡司が好位から巻き返しを図ると、共同通信社杯でビッグ初Vしたばかりの南との一騎討ちもあるか。
また、最後方からでも豪快な捲りで他を一蹴する河端や先行だけでなく自在性も身につけつつある菊池の動向も気になるところ。
秋めいてきた青森を今一度熱くする熱戦に注目です。
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◆直近の青森競輪グレードレース・プレイバック
2024年9月青森競輪G3
優勝:佐々木眞也
2023年9月共同通信社杯G2
優勝:深谷知広
2022年9月青森競輪G3
優勝:吉田拓矢
2022年5月施設整備等協賛競輪G3
優勝:河端朋之
2021年9月青森競輪G3
優勝:佐々木雄一
2020年9月青森競輪G3
優勝:新田祐大
2020年6月国際自転車トラック競技支援競輪G3
優勝:隅田洋介
2019年9月青森競輪G3
優勝:新山響平
2018年9月青森競輪G3
優勝:山賀雅仁
2018年5月全プロ記念競輪F2
優勝:平原康多
2017年9月青森競輪G3
優勝:深谷知広
※全プロ競輪はF2開催
(P-Navi編集部)